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ボスキャリって誰でも行けるの?6月の大手企業選考終了後に、どうしても大手企業を目指したい方へ

約 11 分
ボスキャリって誰でも行けるの?6月の大手企業選考終了後に、どうしても大手企業を目指したい方へ

ボスキャリって誰でも行けるの?6月の大手企業選考終了後に、どうしても大手企業を目指したい方へ

こんにちは!
採用担当の池田です。

街を歩いていると初々しいスーツ姿の方を見かけますが、おそらく20卒の方がインターンシップ関連で動かれているんでしょうね。

20卒の場合、6月にはインターンシップサイトがオープンするのが一般的ですが、外資の場合は4月からスタートする企業もあるので、大学3年生や修士1年になった途端に就活がスタートしてしまうんですよね。。。

弊社の場合は相対的に修士や博士の方が新卒内定者では多いのですが、修士に進学した直後から就活なんて本当にかわいそうですし、そもそも修士に進学した目的から乖離している気がしてなりません。

弊社は研究に誰よりも打ち込んできた方に優先的にお会いしたいと思っていますので、インターンに行っていなくても全く問題ないのでご安心を(笑)

さて、今回はタイムリーな悩みにお答えしたいと思います。

どうしても大手に行きたい

この時期になると、切実な悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。

何が何でも大手に行きたい。

頭では大手が全てではないとわかっていても、親からの期待、友人への恥ずかしさ、自分自身のプライドが邪魔をすることで、当事者にしか到底分かり得ない苦しい思いを抱いている方は多いのではないでしょうか。

ちなみに、、、このような思いをしている方に安易に「その気持ち分かるわー」と共感するのは大変危険ですよ。
おそらく、受験で失敗したり、サッカーでレギュラー落ちしたり、大失恋する気持ちと同じだろうと思っているかもしれませんが、全く違いますからね!

受験失敗は単純に本人の努力不足なので言い訳ができるんです。
サッカーでレギュラー落ちするのも、努力不足なので言い訳ができるんです。
大失恋は、自分磨きとアピール不足で言い訳ができるんです(笑)

でも、就活は言い訳ができないんですよ。なぜなら「就活は普通に上手くいくもの」という謎の考えが浸透しているからなんですね。

就活に失敗すると、

  • コミュ力に難ありとレッテルを張られた気分
  • 自分の人生を全否定された気分

になるんですよ。

私もそのような方と多く向き合ってきたので、就活で心身ともに崩壊する様子は本当に見ていて辛いものです。

ではそのような方は絶対に新卒では大手企業に入社できないのでしょうか?

選択肢は2種類

1つは前回の記事(タイトル:就職留年という選択は無しなのか)でも挙げた、就職のために留年すること。最近は増えているので、心理的ハードルも下がるでしょうし、何より大学のキャリアセンターも積極的に勧めているところも出てきているようですね。(学費を1年分余計に収めてくれることを期待してのアドバイスだとは思いますが)

そしてもう1つが意外と知られていない方法。それが「ボストンキャリアフォーラム」になります。
※以後、ボスキャリとさせて頂きます

ボスキャリは就活生の中でも知らない方が多く、知っていても情報が曖昧だったりするので、今回は参加経験者からヒアリングした結果を元に、詳細をお伝えしたいと思います。

ボスキャリとは?

毎年11月にアメリカのボストンで開催される、合同説明会兼選考会です。ビックサイトで多くの就活生が行列をなしている光景をテレビ等で見たことはありますか?それと同じイメージですが、開催地がアメリカとなっているんですよね。

ただ日本で開催されるものと決定的に異なるのが、参加する企業の目的です。それは、「英語が話せる日本人」を対象としていること。

元々ボスキャリは、海外留学している日本人向けに何とか現地で就活ができないものかとの問題意識から生まれたものとされています。日本の就活は世界を見渡してもそのやり方は非常に稀有で、少なくとも海外留学している方にはただただマイナスでしかないやり方でした。

しかしボスキャリが徐々に認知されることで、留学していても日本での就活に大きく乗り遅れることがないようになったのは間違いのない事実ですね。

現在では超がつく大手企業を含む200社以上がこのイベントのために集結するほど非常に人気の高いイベントとなっております。

参加資格は英語ネイティブレベルなの?

上述したように、企業は英語を話せる方を対象としておりますが、どこまで話せる必要があるのでしょうか?

多くの方のイメージだと

  • そもそも海外の大学に通っている方でないとダメだろう
  • 英語を全く問題なく使いこなせないとダメだろう

という方が多いかもしれませんが、実は現実は異なるようです。

結論から伝えると、「英語に“自称”自信がある」という意気込みさえあれば、ほとんど問題ないでしょう(笑)

ほとんどというのは、一部の超大手企業はそもそも事前の応募段階で相当高いハードルが求められます。例えば某大手外資系金融や総合商社の場合、実際の内定者はアイビーリーグ出身者であることがほとんどなようです。

もしそのような企業を狙いたい方は、今年の就活は諦めましょう。事前の応募書類でNGとなる可能性が高いので、期待するだけ時間がもったいないです。

ただそこまで超大手じゃなくても、、、という方は十分に勝機はあります。というのも参加された方は誰もが思うことですが、理由として”英語での面接がほとんどない”ということ。

つまり英語が本当に話せるか否かをチェックする選考に出会わないこともあるということです。

ちなみに公式で発表されている参加資格は下記になります。

日本語力、英語力共に少なくとも初級レベルをお持ちの方で以下のいずれかの条件を満たす方

  1. 日本国外の大学の学士又はそれ以上(修士、博士等)の学位をお持ちの方、又は取得予定の方
  2. 1年以上の交換留学経験をお持ちの方で日本の学士又はそれ以上の学位をお持ちの方、又は取得予定の方
  3. 留学経験をお持ちの職務経験者や海外での職務経験をお持ちの方

上記を見る限り、留学に行った経験も問いませんし、英語レベルの基準の曖昧さも否めないので、留学経験のない“自称”英語力に自信ありの方でも参加しても全く問題ありません。

日本からわざわざ参加する人の唯一の強みとは

とは言え、現実には留学経験のある方がほとんど参加しているのは事実です。ただ1か月でも留学経験があれば参加している方は一定数いるようなので、1か月以上の留学経験者であれば相当数の方が該当するのではないでしょすか。

ただ、海外の現地校に通う方に比べれば、正直言ってそのような方は魅力に見えないですよね。企業側から見てもわざわざ日本で採用できそうな方を採用する必要性もありません。

では日本からわざわざ参加する方は最初からビハインドがある状況でスタートしなければいけないかと言われると、必ずしもそうは言えません。実は唯一、現地校に通っている方に比べて優れている部分があります。

それは、就活慣れです。

  • エントリーシートの書き方
  • 面接の受け答えの仕方

などなど。

これらが圧倒的にできていない現地校の方が多いんです。

しかし考えてみれば最初から上手くできないのは当たり前のことで、理由として日本の就活の独特なやり方が起因していると思っています。

例えば初めてエントリーシートを書くとき、非常に悩みませんでしたか?書き方が分からないので、とりあえず書店で本を購入し、見よう見まねで書いてみる。それを第三者に見せると、かなりの部分が朱字で訂正される。

普段書いたことも話したこともない内容なので、上手くいかないのは当たり前ですが、そこに唯一の勝機があると思っています。

日本の就活で上手くいかなかった方は、相応の経験を積んでいるはずです。エントリーシートや面接の質問も、何も考えずに脊髄反射的に回答できる猛者もいることでしょう。就活には最低限の慣れが必要なので、そこを突けると意外に良い結果が待ってると思います。

ボスキャリ成功者2名の体験記

では私が知っているボスキャリ成功者の2名からのアドバイスを載せておきましょう。

事例①:A君
英語レベル:ネイティブ
大学:アメリカ西海岸の超一流大学に通うA君(大学からアメリカへ移住)
内定先:外資コンサル1社、総合商社1社、大手メーカー1社
日本の就活が良く分からないけど、あっという間に決まった感じ。簡単とは思わなかったけど、そこまで難しいとも思わなかった。僕の周りでも複数社内定している方が多く、一定以上の大学ランクがあると有利なのは、日本の就活と同じではないか。
参加して感じたことは、あまり企業については知らなくても問題ないということ。日本では志望動機を深く聞かれるみたいな話があるらしいけど、僕が受けた企業はあまり志望動機は聞かれずに、アメリカで何をやっていたのか、なぜしたのか、の類ばかりだった。
おそらく重要だなと思うのは、※ディナーでの印象。イベント会場での面接はそこまで時間も掛からないし、面接官もそこまで覚えられないと思うので、面接では端的に回答できるように準備し、ディナーでは積極的に質問する姿勢が重要ではないか。

※ディナーとは
イベント会場での面接で通過した方のみに呼ばれる、その名の通りディナー。応募者数名と企業担当者数名が食卓を囲みながら、ざっくばらんにお互いを知る機会となっている。もちろんこの場も重要な選考の位置づけなので、応募者は油断はできない。積極的に質問したり、自分をアピールする姿勢は崩さないようにしよう。

またあくまで個人的感覚だが、海外の大学に通っていたというだけで、良い意味で色眼鏡で見られているなと思うことは多々あった。例えば授業の成績に関して、現地では真ん中ぐらいだが、成績の仕組みを詳しく知らない面接官が多かったので、「授業の成績、凄い良いねー。相当勉強しているんじゃない?」と言われたが、実際はそんなことはない。
またサッカークラブとホッケークラブに所属し、それぞれ地区大会で優勝した経験があったので、「違うスポーツにも関わらず2種目で優勝なんて凄いんじゃない?しかも勉強との両立でも大変だったでしょ?」と聞かれることが多かったが、そもそも大会のレベルが高くないので、考える前提条件が色々違うんだなと。これは有利だなと思った。
以上から、日本の大学に通う人にアドバイスできることはほとんどないけど、僕は飲み会とか大嫌いなので、周りがなぜか勧めている総合商社を蹴って、コンサルに入社しました。

事例②:B君
英語レベル:旅行で困らない程度
大学:GMARCHクラスの文系
内定先:大手メーカー2社、大手アパレルメーカー1社、大手IT企業1社
日本の就活では絶望的だったが、ボスキャリは終わってみれば日本より難しくなかった。海外留学経験は、大学2年時に1か月行ったカナダぐらいしかなく、TOEICも750点レベルなので、おそらく参加者の中では最低レベルの英語能力だろう。

日本の就活は本当に辛く、1社も内定を貰えなかった。原因も良く分からず色んな人にアドバイスを求めても、「B君なら大丈夫だよ」と言われるだけ。

ただただ苦しく、ゼミやサークルにもあまり顔を出せないので、周りからは「あいつは就活失敗して引きこもっている」と言われる始末。終わってみれば周りはそこまで僕に対して何も思っていないと分かったけど、その時の心情は本当に自分が情けなく、何より離れて暮らす親に対して申し訳なかった。

経済的理由で留年もできない中、知り合いから勧められたボスキャリに行こうと決意したのが7月上旬。お金は卒業旅行に充てようと思っていた分を工面し、超安いホテルを1週間ほど予約した。

しかしボスキャリの情報はあまりなく、ネットに落ちている情報を少しずつ拾う程度。そんな小さな情報でも意識していたことが下記の3つ。

  1. 事前に応募書類が必要な企業もあるが、当日のウォークイン(事前予約なしで空いているブースに行って話を聞いたり面接を受けること)をたくさんするために、事前に回る企業のスケジュールは立てること
  2. 選考を受ける予定の企業については出来る限り事前に調べておくこと。(ネットで調べることはもちろん、友人や先輩でその企業や業界について知っていそうな方には質問し、整理していた)
  3. 英語は正直自信が無かったが、「自己紹介」と「頑張ったこと」、「志望動機」と「強み」の4種類に関しては事前に練習して英語で話せるように準備する。

実際に参加して思ったことが、経歴は華麗な方でも面接だけ見るとそこまで優秀そうに見えないということ。学生が2人並んでの集団面接もあったが、大学は自分とは比べ物にならないほど世界的にも有名なところの学生と同じグループになった際、受け答えの内容がとにかく曖昧。例えて言うなら、就活始めたばかりの大学3年生が初めてのインターン面接に臨んでいる感じ。回答も長いし、何を言っているかわからない方もちょくちょく見かけたので、相対的に自分の評価が上がったのか、1日目で好感触な企業が数社あった。

結局、現地では1社のみの内定だったが、帰国後に他の会社からも声が掛かり、結局日本の就活では考えられない企業からも内定が出たので、参加して本当に良かった。

ただ、、、このやり方が正しいか否かと言われると、おそらく多くの批判があると思う。日本で成功しなかった僕が、大手企業の内定を手に入れるためだけにボストンに行くのは、どう考えても不自然。上手くいったのも偶然かもしれないので、万人にアドバイスできることではない。

それでも、大手企業にどうしても行きたかった当時の自分にとっては最善の選択だったと思う。
(某大手メーカーに就職後、2年で退職し、現在は社員数名のスタートアップに勤めている男性)

いかがでしたか?
結局は全てご自身の判断になってしまいますが、迷っているなら参加しても良いかもしれないですね。

ちなみに、、、12月には東京でも同じイベントが開催されるので、金銭面を気にされている方はそちらでも良いかもしれません。
※下記がボストンや東京など、世界中で実施されているキャリアフォーラムの情報になります。
バイリンガルのための就職・転職サイト

ただし、企業の社格や企業数はボストンより遥かに劣ってしまう旨を重々承知の上、検討頂ければと思います。

About The Author

IkedaYosuke
筑波大学卒業後、日本証券金融株式会社に新卒で入社。その後、就活生支援のベンチャー企業に転職し、延べ10,000名の就活生を指導。現在はCCTの採用リーダー。

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