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人材業者の皆さんにどうしても伝えたいこと

約 12 分
人材業者の皆さんにどうしても伝えたいこと

人材業者の皆さんにどうしても伝えたいこと

こんにちは!
採用担当の池田です。

最近あるコンサルタントの方から聞いた話ですが、働くことの価値観が知らぬ間に曖昧になっているのは危険だよねということに共感しました。

昨今の働き方ブームは主に欧米の考え方に影響を受けていると思いますが、残業は悪と決めつけられそれに同調する風土がありますよね。ただ上の世代の方からするとどうもしっくりこない。

例えば会社の費用持ちで開く飲み会や懇親会は業務か否かって、皆さんはどうお考えですか???

おそらく様々な意見があることでしょう。

ただ、様々な意見があるからこそ、会社としてその答えを曖昧にすることが最も危険だと考えています。また曖昧だとしても、社員に対して「考えなければいけない重要事項」と会社側が明確に示すことが重要かなと。

社員一人一人の働くことへの価値観がバラバラになることの弊害は、結局のところ離職に繋がってしまうと考えているので、欧米の考え方が侵食しつつある今だからこそ、日本の会社として、日本人に合った考え方が強く求められる時代なのかもしれません。

さて今回は採用担当者として、人材業者の方へのお願いを書きました。

レッドオーシャンな人材業界

社会人の方に1点質問したいのですが、現在新卒就活生が頻繁に閲覧する就活サイトってご存知ですか?

正解は、分かりません(笑)

質問している私が分からないというより、毎年就活サービスの移り変わりが激しいので、去年スタンダードだったサイトも、今年になって変わることは大いに起きているので、把握するのが難しい状況なんですよね。

私の時代はリクナビやマイナビ、日経就職ナビ(現キャリタス)を使って企業にエントリーし、それに加えて楽天が運営する「みん就」で就活の裏事情を理解するという使い分けをしておりました。

しかし今では羨ましいほど多種多様なサイトが出ておりますよね。具体的サイト名は控えますが、

  • 選考情報(面接で質問された詳細内容等)が詳細に載っているサイト
  • 通過したエントリーシートが閲覧できるサイト
  • 大手企業の企業研究が出来るサイト
  • OBOG訪問が出来るサイト

などなど、足を運ばなくても様々な情報が取れるようになっています。

地方大学出身の私にとっては羨ましい限りです。近いうちにAbemaTVで「選考以外で一切足を動かずに内定を取った就活生」の特集が組まれることもあり得るかもしれません(笑)

これら就活サイトには賛否両論があるかもしれませんが、私の考えではリアルな説明会に行くよりも有意義な点はあると思っています。だってリアルの説明会って、聞こえの良いことばかりを3時間ダラダラと話して終了パターンが多いじゃないですか(笑)時間もお金も掛かるのでコスパ悪いですよね。そのため就活サイトを利用することに関して否定するつもりは一切ありません。

少し話が逸れてしまいましたが、年々新しい就活コンテンツが生まれるほど新卒マーケットに関わる業界はレッドオーシャンになっており、さらに転職がスタンダードになりつつある昨今においては、転職支援を謳う企業もたくさん出てきていますよね。

なぜここまで人材関連業者が多いかと言えば、単純に参入障壁がかなり低いことが挙げられると思います。小資本で始められ、在庫を持つことがないのでリスクがほとんどないですからね。

そのような状況もあり、毎日のように人材業者から営業電話が掛かってくるのですが、私自身は「一度会いましょう」と言われてもほとんど断っている状況です。その理由は次の章でお伝えします。

営業はお互い無駄になることが多い

営業電話の内容は概ね下記になります。

人材業者
もしもし、私●●と申しますが、御社の採用HPを見てお電話させて頂きました。現在中途(or新卒採用)は実施しているでしょうか???

   

池田
はい、しております。
人材業者
ありがとうございます。実は弊社では優秀なエンジニアを多く囲っており、ぜひ御社の採用支援をさせて頂きたいと考えております。いかがでしょうか?

  
 

池田
はい、ありがとうございます。1点お伺いしたいことがあるのですが、採用支援の部分で御社の強みって何でしょうか?
人材業者
そうですね。比較的20代の若手の方が多く、企業の幹部候補としての素質も持った方の登録状況が多くなっています。

  

池田
なるほど。ただ大手だとマイナビやビズリーチさんも同じように若手に強みを持っていることを謳っていると思うのですが、それらの企業様との違いは何ですか?
人材業者
えっと、、、そうですね。弊社は大手様と違って、候補者と密にやり取りさせてもらっているので、本当に志向が合う方のみを御社に紹介可能です。そのため辞退率が低い傾向になっています。

  

池田
具体的にどのフェーズでの辞退率が、どの程度大手と比較して低いのでしょうか?
人材業者
えっと、、、そうですね。細かい数字は現在分からないのですが、その辺りを踏まえて直接一度お会いできないでしょうか?

  

池田
・・・

私が非常に嫌な感じに見えているかもしれないですね・・・(笑)はい、それは否定しません。

ただ弊社の求める人材要件にマッチしない方を多く抱えている人材業者の方と会うのがそもそも時間の無駄だと考えているので、会う前の段階でそれなりにスクリーニングしたいだけなんです。

もちろん人材業者の営業KPIの中で打合せ件数等の項目があるのは重々承知ですが、とりあえず会って話しましょうと提案される方が多いので、それってどうなの?と思っています。

そもそも電話上で魅力付けが出来ないのであれば対面でお会いしても同じことの繰り返しでしょう。

人材会社に勤めている方のレベル感、下がっていませんか?

少し挑発的テーマにしていますが、私が最近強く思うのがここなんです。

人材会社に勤めている方のレベル感、下がっていませんか?

大前提として、今の市況であれば多くの企業で人手は不足しているので優秀な方がいれば採用するでしょう。また採用がめちゃくちゃ上手くいっている企業はほとんどないと思うので、採用に繋がる良いサービスがあれば、人事担当者は必ず話を聞いてくれるはずです。

さて、そこで商談をしたときに、採用担当者は何を考えて費用を支払うか否かの判断をすると思いますか?

私は弊社のみでしか人事として働いたことが無いので偏った考えになるかもしれませんが、私が考えているのは下記の2つだけです。

  1. 弊社と相性が良いサービスか否か
  2. 営業担当者の熱量

1に関しては当然ですね。例えば弊社の場合、新卒・中途にしてもエンジニア職を多く求めているので、営業や管理系に強いエージェントや媒体を使うことはほとんどあり得ません。ここは至極当たり前でしょう。

ここで私が伝えたいのは2になります。これが圧倒的に欠けている方がほとんどなんですよね。。。本当に残念で仕方ないです。

例えば、、、

弊社に営業に来るなら最低限弊社について調べるのが普通だと思うのですが、それをほとんどやっていない。(どうせ普通のシステム会社だろうと思っている感がプンプンする営業マンの方が多いんです(笑))

打合せの際に弊社について知ろうとせず、一方的に商品説明に終始する。

このような営業の方がほぼ9割以上なんです。

また熱量があると見せかけて、お付き合い後のやり取りで甘さが露呈するケースも多々ありました。

例えば転職エージェントの場合。打合せではそれなりに弊社について調べてきている様子かつ「御社なら間違いなく候補者にとって魅力的な会社なので応募が集まりますよ!」と熱量持って訴えてきたので、それを信じてお願いすることに。

諸々契約を終えていざ紹介スタートになったのですが、1週間経っても連絡なし。まぁ募集開始して1週間ではさすがに早過ぎるだろうと思い、そのまま2週間経過。少し不安に思いながらも、とは言えまだ2週間なので来週中には何か連絡があるだろうと思い待つことに。。。
ところが3週間経っても何も連絡が無かったので、さすがに今どんな状況なのかを知るためにメールをしたところ、返信が無い。
直接電話しても出ず、会社に電話しても外出中とのことなので、さらに不安になったのですが、担当者とやり取りするツールが他に無かったので一旦待つことに。。。

すると3日後にようやく返信があったのですが、下記のような内容を見て落胆しました。

遅れてしまい申し訳ございません!

現在御社について社内周知をしているところですが、中々優秀な候補者がいないので、引き続き社内広報に努めます。

何卒宜しくお願い致します。

いやいや、、、ダメでしょと。まず大前提として信頼関係が出来ていない中で連絡が遅いのは私の中で一発アウト。百歩譲ってやむを得ない事情があって連絡が遅れたにせよ、メールの内容だけ見てもなんのこっちゃ分からない状況は絶対にNGです。

このようになった場合は私の中で完全に信頼を失っているので、担当者を変更してもらうかその企業とのお付き合いをストップすると決めています。

話を盛っていると思われるかもしれないですが、ほんとにほんとにこういうことって多いんですよ!むしろこれが普通だと私は思っていますので、お付き合いする業者の方は慎重に選ぶようにしています。

本当に良いサービスであれば高くてもその対価を支払う

改めてお伝えしますが、弊社に限らず一部の超大手企業以外は間違いなく採用に困っています。そのため良いサービスであればどこの人事担当者も前のめりで聞くはずです。

またこれは今や当たり前になっているらしいですが、人材エージェントに支払うフィーの割合も現在かなり上がっている状況です。

従来の相場は年収に対して35%となっておりますが、40%や50%、ある企業では100%に設定しているなんてこともあります!

なぜこのようにしているかと言えば、フィーを上げることで、エージェントのモチベーションを上げ、他社より優先的に紹介してもらうために他なりません。エージェントからしてももちろんビジネスなので、同じフィーの企業が2社並んだ場合は、フィーが高い方を積極的に候補者へ訴求するのは致し方ないでしょう。

ただそれだけの高額フィーを設定しても、採用は中々できないんです。

そのため企業の本音としては、
本当に優秀な方であればいくらでも払う
というのが大多数ではないでしょうか。

しかしながら、人材業者側もかなり忙しいので、1人1人の候補者についてそこまで深くお付き合いできない、1社1社について細かく知ることが出来ないために、どうしても雑な対応になってしまう。

事情は分かりますが、それだと結局誰にとっても得にならない状況ですよね。

そのため私が人材業者にお願いしたいのが下記になります。

プロフェッショナルであれ

人材業者の方は、人事に対してペコペコし過ぎな点があるのでその考えは改めて良いと思っています。というのは、人事の言うことに対して何も言わずに従っているからこそ、無駄な業務が発生し、全体工数が上がっていると思っているからです。
(例:求人票の作成については、基本企業側に丸投げし、最終的な校正のみ人材業者が担当すれば良いと思っています。しかし現状は人材業者の方が全て作成してくれちゃっているので、それだけで相当な工数ですよね。)

また人材業者は採用のプロだと思いますので、例えばダメな会社や人事に対してはそれなりの対応をし、それでも改善しなければ採用支援をお断りしても良いと思います。

仲の良いエージェントに方の話を聞く限り、非常に横柄で上から目線の人事の方は非常に多いようですね。そのような会社に、大事な候補者の方を紹介するなんて到底できるはずもないので、それをはっきり伝えてほしいと思います。

例えば1つのアイデアとして、大々的に人材業者側で企業の評価ランクを付けたりしても良いと思うんですよね。例えば、

  • 人事の対応は良いのか
  • キャリアについてしっかり考えている会社なのか
  • 社員の満足度は高いのか

等の指標を盛り込んだ内容です。

企業の内部事情に詳しくなるのも人材業者の強みなので、それらを作成し公表するようにすれば、企業側に抑止力が働き、魅力的な企業になるよう変わると思うんですよね。色々批判が来るかもしれませんが、こういうのをやらない限り、
エージェントが疲弊する→エージェントの対応が雑になる→エージェントに対する人事からの印象が悪くなる→ビジネスとして上手くいかない
の悪循環が生まれるだけだと思います。

私自身お付き合いしている業者の方は、色々ご相談させて頂いている採用パートナーとして考えていますので、もし至らない点があれば耳の痛いこともぜひお申し付け頂きたいと思っています。

あっ!ちなみにですが、現在弊社とお付き合いしているエージェントの方には一切不満は無いですからね!難しい要望に対してもアドバイスを頂いて一緒に採用を考えて頂けているので毎回感謝しっぱなしです。ぜひ引き続きご支援頂ければと思っております。

以上、長文となりましたが、今回は私の切実なお願いを書いたので、どうか人材業者の方に届きマーケット全体の底上げに少しでも寄与できることを願っています。

About The Author

IkedaYosuke
筑波大学卒業後、日本証券金融株式会社に新卒で入社。その後、就活生支援のベンチャー企業に転職し、延べ10,000名の就活生を指導。現在はCCTの採用リーダー。

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