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Googleが採用強者では無くなる日

約 11 分
Googleが採用強者では無くなる日

Googleが採用強者では無くなる日

こんにちは!
採用担当の池田です。

しばらくブログの更新が止まっていましたね。。。言い訳としては、20卒の採用準備をしており、来期に向けて諸々バタバタしていたんですよね。

19卒がやっと落ち着いたと思った矢先でもう20卒ですもんね。大手企業だとサマーインターンも実施しているので、年中新卒採用に携わっていることでしょう。

さらに今後就活の時期ルールが無くなったら一体どうなってしまうのでしょうか(笑)

今後、就活のルール変更に関してはブログを書こうと思っていますが、新卒は中途以上に採用担当者の力量が重要だと思っているので、気合入れて頑張らないとなーっと思っている今日この頃です。

さて今回は少しユニークなテーマをお届けしたいと思います。

東大理Ⅲ問題に垣間見える日本人の志向性

早速ですが、東大理Ⅲ問題って聞いたことありますか???

少し話は逸れるかもしれませんが、東大受験を目指す不良高校生を描いた漫画「ドラゴン桜」の作中で、
東大理Ⅲ=宇宙人
と揶揄されていたことが私の頭の中で鮮明に残っています(笑)
※理Ⅲは医学部のことで、日本の中では最高偏差値に君臨する学歴社会の王者に位置付けられている学部です

私の中では東大に受かるだけでも凄いなと思っていますが、その中でも理Ⅲは別格らしく、宇宙人のような頭脳を持った人でないと受からないということをもじった表現のようです。

最近は理Ⅲ在籍中の東大生がテレビに出ていたりしますが、一体どんな頭の構造になっているのか非常に気になります。おそらく小学生ぐらいから神童と言われ続けてきたことでしょう(羨)

話を戻しますが、東大理Ⅲ問題とは、
試験の点数が最も高い人が、偏差値の最も高い東大理Ⅲへ進学してしまうこと
を指します。

一見これの何が問題なのか分からない方もいるかもしれませんね。
私の高校ではさすがに理Ⅲに進学した方は歴代探っても一人もいないと思いますが、成績が良い方の中には一定数医学部を目指していた方はいました。頭が良い人が医学部を目指す風土ってありますもんね。

この問題の根本は、
試験の点数が高い→医者になる
の因果関係のようで、そこまで医者になりたいと思っていなくても、試験の点数が良いからといって医者になる人が多いのってどうなの?ということのようです。

本来であれば、
医者になりたい→勉強頑張る→試験の点数が高い
であるはずなのに、、、というのが一般的な考えなのかもしれませんね。

学歴至上主義が未だに蔓延している日本において、至って当前の思考かもしれませんが、この考え方は新卒の就活でも起きていることだと考えています。

例えば、いわゆる学歴が高い層に人気な業界としては、

  1. 外資コンサルティング
  2. 外資金融機関
  3. 総合商社(私の知り合いの東大出身者曰く、総合商社は東大の中でもそこまで優秀ではない人が目指すと言っていましたが、果たして本当なのでしょうか(笑))

になると思います。

ゴールドマンサックスやモルガンスタンレーといった外資系金融機関や、マッキンゼーやBCG、ベインといった外資コンサルティング会社は籍を置くだけで箔が付くのは今の労働市場では一理あることだと思います。

余談ですが、私が学生時代に参加したイベントの中に、外銀や外コンの方がメインで集うものがあり、それこそ私は宇宙人を見るような感じで羨望のまなざしを送っていましたからね(笑)

さて東大理Ⅲ問題をここで当てはめると、
試験の点数が高い→外資コンサルor外資金融機関に入社する
という因果関係に問題があるのではないかということになります。

しかし!ここで伝えたいこととしては、大して興味のない業界に行くべきではない、と論じたいのではありません。
新卒の就活なんて世間からの評価で決めるのも一理あると思っているので、それも重要なものさしだと思います。

私が伝えたいのは、頭の良い人ほどもっと身近な業界に行って、業界を良くしてほしいなということになります。

サービス業が本来人気であってもおかしくない

人が本来喜びを感じ、やりがいを感じる瞬間って、人によって大きな差はないと思うんですよね。

人から感謝される

これに尽きると思います。そのための手段として様々な業界や職種があると思うのですが、一部の業界に頭の良い人達が集まるのって非常に非効率だと思うんですよね。

例えばですが、毎年有望な高校野球児がみんな巨人に行くのってつまらないじゃないですかと(笑)
やっぱり弱いチームにも有望な若い選手が行くことで、プロ野球全体の底上げになって全体が良くなる循環が生まれると思います。
しかし、有望な高校野球児がみんな巨人に行ってしまうと、巨人だけしか強くならず、野球界全体としてシラケますよね。また巨人の中だけで競争が生まれ、そこに負けた選手が違うチームに行ければ良いですが、心身ともに疲弊し切ってしまい、プロ野球から身を引く選手は多いようです。

この循環って非常に残念だなと思っていて、もっと活躍できるフィールドに行けば、絶対にその能力を活かせると思うんですよね。

ちなみにホリエモンこと堀江貴文さんが下記のようなツイートをして、いつものようにネットがざわつきました。

外食産業は正直なにも考えずに行動したらたまたま上手くいった系の人達が山のようにいるので、西山さんみたいな賢い人が入って来たらブルーオーシャンにしか見えないと思う。一緒にラーメンの開発したことあるけど、ものすごいこだわり。
※西山さんとは焼肉チェーン「牛角」の経営者で外食産業の神様と呼ばれている人

外食残業の実態を知らない私が論ずるのは大変おこがましいのでそこまで断定的なことは言えないのですが、私の知人の話でホリエモンの話に妙に納得いくことがありました。

私の知人で、開成高校→東大→東大大学院という典型的にエリート街道を歩んでいたのですが、現在何をしているかというと、日本酒の製造&販売です。

元々お酒好きだったことも従事している理由としてあるようですが、彼曰く、
日本酒は世界に誇るお酒なのに、ビジネスの戦略がしっかり整っていないので、安く買い叩かれている。
とのこと。

そのため、日本酒の製造から携わり、高い質の日本酒を適正な価格で売るために試行錯誤しているようですが、従来の取り組みがあまりに古いために他業種で行っている取り組みを真似るだけでも新規性があるとのことでメディアに取り上げられ、そのおかげでそれなりの利益に繋がっているようです。

能力を適材適所で活かすためには、競争の激しい外コンや外銀ではなく、就活市場で人気のない外食や介護、小売業界などに身を置くことで大きな貢献が出来ると考えています。

最近テレビに特集されていましたが、タクシー業界の雄である、日本交通会長の川鍋さんが典型的な例ですよね。

慶應大学卒業後に海外でMBAを取得しマッキンゼーに入社。

経歴だけ見ても相当なエリートですが、その後実家のタクシー会社を継ぐことになり、数々の取り組みを行った結果、現在収益も好調かつ、新卒では人気企業となっているようです。

私の偏見も入っていることを重々承知の上ですが、就職活動において人気のない業界ほどレガシーな仕組み・システムがまだまだ残っていることが多いため、頭の良い人にとっては非常にやりがいが大きい仕事なのではないかなと考えています。

Googleは採用強者であり続けるのか

ここでようやくタイトルに触れたいと思いますが、IT業界において現在最も人気の企業はおそらくGoogleでしょう。人事目線から見ても、Googleの人事制度や働き方、社員の育成に関しては最も模範的で参考にしたい企業です。
ちなみに余談ですが、転職市場においては言わずもがなで人気なGoogleですが、新卒市場においては意外に人気ランキング上位には載っていないんですよね。
個人的独断と偏見で申し訳ないのですが、この理由って
そもそも受かるわけないと思っている人が大多数だから
が一番だと考えています。

私が聞いた話だと早稲田大学の学内説明会でGoogleが参加していたのですが、意外にも空いていたようです。
IT業界志望の早稲田の学生複数名にその理由を聞いたのですが、

  • 英語が話せないからどうせ無理
  • 技術(プログラミングスキル等)を一切持っていないからそもそも瞬殺される
  • 東大以上じゃないとESで足切りされるでしょ

等の理由で敬遠しているようです。

英語面接は実施されるので敬遠する気持ちは分かりますが、そもそもGoogle日本法人はエンジニア職以外にもセールス職(営業職)を募集していることを知らない方が多いため、高いプログラミングスキルを課されると勘違いしている方も多いようですね。

営業職であれば一切プログラミングスキルは求められませんので、英語力に少しは自信ある方であれば十分に可能性はありますよ!
ただ最近見た記事で下記のようなことが書かれていたので、しっかり検討することをお勧めします(笑)

いまGoogleに新卒で営業として入るほど馬鹿な奴はいない

ちなみに転職口コミサイトでGoogleの退職理由を見ると、
居心地が良すぎて、逆に良くないと感じたから
という意味不明なコメントが散見されるのを見ると、個人的に無給でも良いから1か月ぐらい働いてみたいものです (笑)

さて話を戻しますが、Googleは採用市場においては間違いなく強者であり、多くの方にとって入社してみたい企業であることは間違いないでしょう。

そのような前提の中で、Googleから内定を貰っておきながら、それを蹴って他社に行く方ってどの程度いるんでしょうね。Googleの人事の方に内定辞退率について本気で聞いてみたいですが、今後企業の採用の在り方が大きく変わると個人的に予想しているので、
Googleが人気
という概念すら無くなるものと考えております。

それが「業務委託」という採用の在り方です。

スポーツ選手のように、自身のバリューを切り売りする時代へ

業務委託とは、企業に雇用されるわけではなく、企業と対等な立場で業務の依頼を受ける働き方です。例えば印刷会社に何か印刷を依頼するのも業務委託ですよね。つまり業務を委託される側としては明確な役務を提供することが求められ、より確かなスキルやバリューが求められるので今まで何となく仕事場に行って過ごしていた方は淘汰される一方で、給与以上に確かなアウトプットをしていた方は今まで以上に報酬を得ることが可能です。
また業務を依頼する側としては無駄なコストを抱えることなく、お願いしたいときに依頼できるので柔軟性に富む一方、組織としての一体感は失われるかもしれないですね。

ちなみにこの考え方は、孫泰三さん(ソフトバンクの孫正義さんの弟でガンホー創業者)が最近強く主張していることで有名です。

組織はプロジェクトチーム型へ

合理的に考えると、今の雇用形態よりも間違いなくスマートであることは間違いないですが、これがもし進む場合は多くの失業者を生むことは間違いないでしょう。
※今まで会社にしがみついて、大したバリューを出さなくても給与を受け取っていた方が多かったため
そのため数年後に起こり得ることではないかもしれません。

ただ近い将来にそうなることを覚悟の上で今を過ごさないと、変化が激しい時代では生き抜くことが難しいと考えています。
そしてもしこの働き方が浸透すれば、
“Google”で働いていることより、”●●”のプロジェクトに携わっている
ことの方が価値が高くなっていくことと思います。

従来は企業のブランドや社会からの評価と言った定性的一面が重要視される構造でしたが、採用そのものの在り方が変化することで、

  • 自分はどんなバリューを提供できるのか
  • そのプロジェクトはどんな面白みがあるのか

という側面が強くフォーカスされることでしょう。

昨今は働き方ブームによって、残業時間の抑制や福利厚生、社風といったことにメスを入れてきましたが、そもそもそのようなことが無意味になる時代が来るかもしれないですね。

ちなみに!この考えはあくまで私個人によるものなので、弊社がこのような雇用契約に切り替えることは一切ないですからね。
あくまで合理的に考えての話ですし、このような採用形態になる前に、解雇規制が緩和される方が間違いなく先だと思うからです。

ただ会社に依存して給与をもらう姿勢ではなく、自身が給与以上の貢献をすることで、いつどんな時代がきても対応できるようにしたいなと思うための戒めとして今回のブログを書かせて頂きました。

About The Author

IkedaYosuke
筑波大学卒業後、日本証券金融株式会社に新卒で入社。その後、就活生支援のベンチャー企業に転職し、延べ10,000名の就活生を指導。現在はCCTの採用リーダー。

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