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いよいよ就活スタート!・・・ってまず何をしたら良いの?

約 11 分
いよいよ就活スタート!・・・ってまず何をしたら良いの?

いよいよ就活スタート!・・・ってまず何をしたら良いの?

皆さんこんにちは!
採用担当の池田です。

今回は第3弾とのことで、ようやく就活の本題に移りたいと思います。さて、早速ではありますが、就活の始まりっていつだか分かりますか?就活の終わりは「希望する企業に内定を貰うこと」だと思いますが(「就活に終わりなんてない!」と物申す方が出てきそうですが、新卒で就職するための活動だけに絞って考える場合を想定しますね)、始まりに関しては中々意見が分かれそうな質問ですよね。

私の経験上、この質問を就活生にすると、
「インターンシップに行ったとき」
「就活が解禁される3月」
「自分がやる気出したとき」
などなど、様々な答えが返ってくることでしょう。どの答えも間違っていないと思いますが、私の考えとしては、「大学3年時または院1年時の夏インターンシップからスタート」と考えています。

厳密に言うと、就活では大学のレベルや専攻、今まで取り組んできたことや人格等が総合的に加味されますし、自身の興味関心を見極めるという意味では「生まれてからずっと就活みたいなもの」との意見もありますが、おそらく就活関連のブログを見ている読者の方は、就活真っ只中の方や就活を今後控えている方、もしくはそのような子供を抱えている保護者の方だと思いますので、そのような方に「東大は大手企業に就職できる可能性が高いから、受験勉強を頑張りましょう!」と伝えたところで、全く意味を成さない内容になってしまいますよね。ですので、どんな境遇の方でも意味を成すブログにするために、就活当事者に近い読者の方を想定して、今後お伝えしていきます。

企業が夏にインターンシップを実施する理由とは?

さて本題に戻りますが、個人的に夏のインターンから就活は始まると考えているのですが、その理由は分かりますでしょうか?
以下に企業側と就活生側の双方の視点から、その理由をお伝えしますね。まずそもそもなぜ企業が夏という非常に早い時期にインターンを実施するかについて触れておきましょう。

【企業が夏にインターンを実施する理由】

  1. 優秀な学生を囲い込むため
  2. 母集団形成のため(多くの就活生に受けてもらうことで、企業ブラント向上を図る意図もある)
  3. 自社に興味を持ってもらうため

そして次に、就活生が夏のインターンを行くメリットを触れておきます。
【就活生が夏にインターンに行くメリット】

  1. インターンに参加すれば、内定に近づく
  2. 業界や企業について深く知ることができる
  3. 就活の全体像が理解しやすくなる

ではまず企業視点から見ていくと、ここで最も伝えたいこととして、企業がインターンシップを実施する理由の第一は、「優秀な人材を確保」することに尽きます。企業側は「幅広く自社のことを知ってほしい。選考とは一切関係ない」と就活生に対して伝えているかもしれませんが、一体誰がそんなことを信用するでしょうか。

インターンシップに掛かる企業側のコストは一体いくら?

それを証明するために、少し話は逸れますが、上述した理由を伝えておきますね。

インターンシップには膨大なコストが掛かっています。例えば某有名企業のインターンの開催概要が下記となっている例を見ながら検証してみましょう。

【某有名企業のインターン概要】

期間
  1. 8月3日~8月7日
  2. 8月17日~8月21日
  3. 8月31日~9月4日
  4. 9月7日~9月11日
    ※4つの日程を用意しておりますので、いずれかの期間からお選び下さい
    ※原則、開催する5日間は全て参加必須です
人数 各回30名程度
選考期間
  • 6月20日~7月3日:書類選考受付期間
  • 7月7日~7月10日:書類選考結果通知
  • 7月14日~7月16日:グループディスカッション選考
  • 7月19日~7月22日:グループディスカッション結果通知
  • 7月25日~7月28日:面接選考
  • 7月29日~7月31日:面接結果通知
内容 ●●業界を理解出来る、仕事体験インターンシップ!

  • 1日目:各事業部署からの事業説明・グループワークテーマ発表
  • 2日目:グループワーク
  • 3日目:グループワーク・中間発表
  • 4日目:グループワーク
  • 5日目:役員に向けてプレゼン大会・懇親会

さてこのインターンには一体いくらの費用が掛かっているでしょうか?下記に簡単なフェルミ推定をして算出してみましょう。

※フェルミ推定とは
実際に調査するのが難しいようなとらえどころのない量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算することを指す。
引用:Wikipedia

前提条件

  • インターンの企画・運営には20代後半から30代前半の社員が10名関わる
  • 1名当たりの平均時給3,000円とする
  • 役員は最終日の5時間、2名参加予定(役員の時給は1人当たり10,000円)

準備期間別コスト

  1. 企画検討段階
    • 14日間の期間の中で、平均毎日3時間費やしている

      3時間×14日間×3,000円×10名=1,260,000円・・・①
  2. 募集・選考段階
    • 30日間の期間の中で、平均毎日8時間費やしている

      8時間×30日間×3,000円×10名=7,200,000円・・・②
    • 大手求人媒体等複数社にインターンの案内広告掲載

      2,000,000円・・・③
  3. インターン実施段階
    • 20日間の期間の中で、平均毎日10時間費やしている

      10時間×20日間×3,000円×10名=6,000,000円・・・④
    • 役員が参加する

      5時間×4日間×10,000円×2名=400,000円・・・⑤
    • 懇親会の費用(約40名が飲食できる会を4回実施)

      400,000円・・・⑥

合計

①+②+③+④+⑤+⑥=17,260,000円

さて、皆さんはこの金額を見て、どのような感想を抱くでしょうか?「想像以上にコストが掛かっている」との認識かもしれませんし、「大企業から見たらこの程度の金額は安いんじゃないか」と思う方もいるかもしれませんね。

企業がインターンシップに本気になっている理由とは

ただここで注目してほしいのが、この推定に表れていない数字になります。何だか分かりますか?

答えは、「機会損失」になります。つまり本来の業務に従事していれば生み出されたであろう価値の損失が推定には表れていないのです。

インターンには採用担当はもちろん、現場の営業の方が関わっている場合も多いので、その方が、今回のインターンに参加せずに通常業務に費やしていれば金銭的価値を生み出すことができたことでしょう。例えば、1人の営業担当者が1時間で10,000円の利益を出せたとします。今回のインターンの場合は、費やした1人当たりの総時間は482時間となるので、
482時間×10,000円=4,820,000円分
の利益を生み出せていたにも関わらず、インターンの業務に関わることで、これらが全て損失となっているのです。

これらの分を加味すると、インターンには莫大な金額が発生していると言っても過言ではないので、企業がインターンをやるということは“それなりの深い理由”がないと実施しませんよね。
つまり「優秀な人材を確保するためのコスト」として捉えることで、たとえ目先の利益を失ったとしても、将来得られるであろう価値の創出(優秀な人材の確保)に期待してインターンを設けていることになります。

長文となりましたが、企業がインターンを実施するのは、紛れもなく優秀な人材確保に他なりませんので、企業の本当の意図は十分理解できたかと思います。

「ドラゴン桜」理論で就活を制す

次に学生目線でインターンを見てみましょう。「就活生が夏にインターンに行くメリット」に書かれている①や②の理由は多くの就活本や講演でも言われているメリットだと思いますが、私が声を大にして伝えたい項目は、③の「就活全体を理解出来る」メリットになります。これはどういうことはか分かりますか?

詳しく説明するために、少し話題を変えて「大学受験」の話を例にしてその理由をお伝えしましょう。突然ですが、「ドラゴン桜」というドラマは見たことがありますか?世代が少し古いのでドラマは知らないかもしれませんが、今でも大学受験の書籍ではドラゴン桜にまつわる対策本が多く出ているので、一度覗いてみて下さい。

簡単にストーリーを伝えると、
「偏差値30の落ちこぼれ高校生が、現役で東大を目指す話」になります。その中で下記のような話があったので、紹介します。

高校3年の4月、東大コースを担当する教師が「8月の東大模試までひとまず頑張れば、東大に受かる」と生徒5名に強く訴える

元々落ちこぼれの生徒たちだったので勉強に対して全くやる気はなかったが、とりあえず8月までの辛抱ならと徐々に勉強し始める

そして8月の模試を終えて、生徒はそれなりの手応えを感じていた

しかし結果が返ってくると、1名を除いて「E判定(合格可能性5%以下。志望校を変更せよ)」との結果が待っていた

生徒たちは良い結果が出ると期待していた分、この結果に激怒したが、担当教師はこれが狙いだった・・・

さてこの中の最後の部分にある「教師の狙い」とは何だったかお分かりになりますでしょうか。

実はこの教師の狙いは、
「東大というレベルの高さを実感してもらうと同時に、合格に向けての準備のイメージを持たせること」
になります。

つまり、サッカーの試合に出たことがない人に対して、パスやシュート練習ばかりやらせても、試合に出たところでおそらく活躍できないという論理の同じですね。まともに勉強をしたことがなく、そもそも受験経験がない生徒に対して、「この問題はこうやって解くんだよ」と指導したところで、中々合格するイメージが持てないことでしょう。

そのためまずは目先の目標を作らせてがむしゃらに勉強させ、東大模試本番を受けることで、レベルの高さから今の準備では足りないこと、自分の課題を浮き彫りにして今後重点的に勉強する分野の絞り込み等が可能になるので、生徒を騙すようになってしまいましたが、とりあえず模試を受けさせることに注力させたのです。

就活を制したければ、”就活”することが一番

そして上記の話を踏まえながら、就活の話に戻しましょう。就活に関してはほとんど全ての方が初めての経験になると思います。親や先輩からは何となく就活について聞いているものの、実際にやったことがないとイメージが湧きませんよね。
だからこそ、夏のインターンを受けることで、

  • エントリーの仕方
  • 書類の書き方
  • SPIの難易度
  • グループディスカッションのやり方
  • 面接のやり方

等を身を持って実感することが出来るのです。

非常に通り道をしましたが、今回のテーマである「就活のスタートは何をすべきか」の答えとしては、
【夏のインターンを受けること】に尽きます。

分からないことはとにかく行動することで、就活の流れや難しさ、コツを身を持って実感することが出来るので、夏に参加出来ない方は、秋や冬にも実施されるインターンに積極的に参加してみて下さい。

その過程で失敗したり恥をかいたり、またはショックを受けることがあるかもしれませんが、就活はそもそもほぼ全員が壁にぶち当たるものです。ポジティブに捉えると、そのような経験をインターンで経験できたことは救いでしょう。もし失敗するのが本選考であれば、その時点でその企業はゲームオーバーです。

学業やアルバイト、サークル等で両立するのは難しいと思いますが、ぜひこの記事を読んで、早速インターンにエントリーしてみましょう!

About The Author

IkedaYosuke
筑波大学卒業後、日本証券金融株式会社に新卒で入社。その後、就活生支援のベンチャー企業に転職し、延べ10,000名の就活生を指導。現在はCCTの採用リーダー。

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