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TOEICの呪縛

約 6 分
TOEICの呪縛

TOEICの呪縛

こんにちは!
採用担当の池田です。

7月に入り、弊社でも新卒採用が徐々に落ち着いてきまして、非常に優秀な方々に入社承諾を頂いています。

新卒の採用に従事する中で、考えがしっかりしているなーと思わされるのは、大手志向の方が意外に少ないということ。もちろん弊社の説明会に来る時点で元々大手志向ではないので一概には言えないかもしれませんが、

  • 確かなスキルを身に付けたい
  • 会社に依存しないキャリアを築きたい

と本気で考えて就活している方が多いことに驚かされます。

今私が大学生に戻っても、同じ考えを持てるかどうかは大いに疑問なので、恥ずかしい限りです。

弊社を選んで頂いた方には、決して損をさせない魅力的な会社であり続けたいと思いますが、知名度だけで集客できていた企業は、真剣に採用を考えないと優秀層が徐々に来なくなる時代も近い将来あり得るので、「人」に対しては真剣に向き合いたいなと思う今日この頃です。

さて、今回は就活になるとなぜか話題になる、TOEICについて述べたいと思います。

「就活=TOEIC」という概念

私の就活時代にもあったのですが、
大学3年生になってそろそろ就活だ。まずはTOEICの点数を取ろう
という良く分からない風潮、皆さんは感じたことありますか?

企業のエントリーシートにもTOEICの点数を記入する欄が設けられているので、就活生からすると必須に思えても仕方ないですよね。

いつの時代も、「今後はグローバル」と言われ続けているので、英語力が求められるのは分かります。ただ、就活になると一斉にTOEICの教材が売れ出す今の状況に違和感を覚えるのは私だけでしょうか?

なぜこのような状況になったのか。それを紐解くカギとして、就職氷河期が関係していると私は考えています。

企業が大幅に採用を控えた時代

「就職氷河期」という言葉は、もしかすると今の学生は知らないかもしれませんね。今は「超売り手市場」と言われているように、求職者(新卒であれば学生)側にとって非常に有利な採用市場となっています。
ただ、一昔前にはそれとは大きく異なる市況だったことがあり、企業側が採用を大きく控えたことから、中々内定がもらえない状況が社会問題化しました。

就職氷河期のきっかけはもちろん、景気の低迷。

バブル崩壊の1991年から経済が停滞していた2000年前半までの約10年
リーマンショックが起きた2009年から2013年

この時期は高学歴と言われている方でも内定を中々獲得できなかったと言われ、その結果多くの非正規雇用を生んだとされています。

そのような採用を控えた状況の中で、企業側の採用基準が上がるのは当然のことでしょう。

そして採用基準を上げる中で、当時の人事部が注目したポイントが「英語力」だと私は考えています。

採用基準を上げると言っても様々なポイントがあると思いますが、皆さんは何を想像されますか?

  • サークルやアルバイトでリーダー経験のある方?
  • 部活に入っている方?
  • 学歴?
  • 美男美女(笑)?

上記はもちろん重要な要素だと思いますが、当時の大手企業は上記をしっかり満たした人の中からさらに半数以下にしなければいけない状況だったので、非常に苦しいですよね。

そうなると、当時から言われているグローバル化に照準を合わし、英語力にフォーカスするのは当然のことだと思っています。

とは言え、上記は私の勝手な予想でしかないですが、私の高校受験時の英語の先生(上智出身)で、今ではテレビに出演しているほど有名な方ですが、その先生がご自身の就活について下記のように伝えていました。

俺の時代は就活氷河期だったからかなり“周り”は大変だったんだよねー。俺はめちゃくちゃ余裕でさ。
なんでかっていうと、英検1級、国連英検特A級、TOEIC900点持ってるやつなんて当時いなかったから、どこの企業もめちゃくちゃ優秀そうな目で見てくるのよ。
ちなみに英検は当時から有名だったけど、TOEICについてはまだ認知されていなかったんだよね。だから普通にTOEICの説明すると、とりあえず何だか凄そうな試験だと思ってくれたらしくてさ。
良く分からないけど、とんでもなく英語ができるやつだと。
就活っぽいことなんて全くしなくても、超がつくほど有名企業3社から早々に内定もらったよ。でも俺は英語が好きだったから、結局英語の先生になる道を選んだんだけどね。

上記から分かるように、現代以上に英語ができる人が少なかった時代ですし、当時グローバル展開を掲げていた大企業は、
英語ができる人材=優秀な人材
と一括りに判断していたことでしょう。

結局TOEICって必要なの?

必要なくはない
という答えが圧倒的に多いのではないでしょうか。おそらく就活を終えた先輩や人事担当者に聞いても上記の答えが最も多いと思います。

私自身もそれには賛同していまして、内定が100点満点だとすると、せいぜい5点ぐらい加算される感じでしょうか。

特に今の時代の就活はTOEICがあまりに広まり過ぎて、900点以上がゴロゴロいるので希少価値はなくなっていると思います。

月並みなアドバイスですが、英語勉強の結果の1つとしてTOEICがあるのは良いですが、それ目的では全く意味を成しません。

それでもTOEICにこだわりたい方は、最低でも800点は目指しましょう。
私の就活時代は最低でも600点、出来れば700点あると良いと言われていましたが、上述したように基準が大幅に上がっている背景があるので、600点レベルだと「あなた英語できないね」と思われるかもしれません(笑)

900点と895点に大きな差はない

ちなみに、、、私もTOEICを勉強していた時代があったのですが、当時から今でも言われていることとして、「900点の壁」があります。
区切りの良い数字として、なぜか900点が基準となっていますよね。

ただ、正直そこの差って英語力に大きな違いは一切ないと思っています。というのも、800点以上の戦いって、細かいミスをいかにしないか、引っかけに惑わされないかの勝負になってくるためです。

私自身も800点後半で停滞した時期もありましたが、そこを踏ん張って900点の大台に乗せることに本質的価値があったと言えばNOで、120%自己満足でした(笑)

就活のために資格勉強は必要ない

就活に有利になる資格を挙げるとすれば、弁護士や公認会計士と言ったものぐらいでしょうか。
資格シリーズでいえば、簿記やFP、秘書検定も就活時代に流行りますが、打算で勉強するぐらいなら今すぐに止めることをお勧めします。

TOEICもそうですが、資格勉強は仕事の能力に関係なく、単純に「時間とちょっとしたテクニック」があれば一定数以上の方は取得できるものだと思っています。

そんなくだらないことに費やしてしまう人ほど、就活は失敗します。
資格ハンターほど、人事から見ていて残念な人はいません。

今すぐに止めて、自分が心から熱中できるものに取り組みましょう。その方があなたの人生には必ずプラスに生きてくるはずですので、貴重な学生生活を有効に活用して下さいね。

About The Author

IkedaYosuke
筑波大学卒業後、日本証券金融株式会社に新卒で入社。その後、就活生支援のベンチャー企業に転職し、延べ10,000名の就活生を指導。現在はCCTの採用リーダー。

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