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つながる.見える.わかる IoTソリュ-ション

IoT化:製造(化学合成)ラインのIoT化をどのように進めれば良いか

製造(化学合成)ラインのIoT化

IoT導入の検討

class=text> 今回ご相談をいただいたのは、コンシューマ向け製品の製造を行うお客様です。

製造している製品は複数の化学品を攪拌することで完成させる製品になります。生産方法は攪拌装置を中心としたセル生産方式で設備の規模も試作向けの小規模設備から量産品向けの大規模設備まで所有されているお客様になります。

お客様からは、「より良い製品を製造するためにIoTをやっていこう!」という高いモチベーションを感じました。そのためIoTを導入することで、試作段階でより良い製造方法を確立したり、量産品の良品率を高めていったりとIoTを導入することで実現する高い目標を持っておられました。お客様との検討の結果、様々なデータを取得して「見える化」を進めることでIoT導入の検討を進めることになりました。

IoTを実現するための課題

 IoTを導入して工程を「見える化」するために製造現場を見学させていただき、製造工程の詳細をヒアリングさせていただきました。

そこで出てきたIoT導入の課題として、設備が古く設備から直接取得できるデータが少ないこと、それを補うために外付けでセンサーの取り付けが必要であるが、製造装置が密封されており各種センサーの取り付けが困難であることが確認できました。

そこで弊社のITエンジニアと解析スペシャリストと相談しながら、適切なデータ取得方法と取り付け可能なセンサーを検討しました。当初は難しいと考えていた外付けセンサーは、調査を進めていく中で取り付け可能なセンサーを発見。センサーの種類としては、速度分布センサー(流速)や粘度センサー、圧力センサー、Ph・温度・電気伝導度センサーなどになります。

これらのセンサーを取り付けることで各種データを取得してビッグデータ解析が可能となります。ビッグデータ解析から得られた結果をもとに、お客様の目標達成のための改善活動に役立てると考えました。ちなみにセンサー類は高額のためメーカーから無償貸与頂くことも可能です。導入前に試験をすることも提案に入れています。

IoT導入後のアプローチ

センサーから取得されたデータは弊社のスペシャリストにより解析を行い、潜在課題を顕在化していきます。ただ「見える化」してモニタリングするだけではなく、取得されたデータの意味を理解して活用することがIoTを導入する本当の意味であると我々は考えております。さらにそのデータ等から品質や工程改善などに役立てていただくことに常に尽力しています。

弊社にはセンサーに詳しいスペシャリストも在籍していますので、センシングから解析のコンサルティングも可能です。

IoTに期待する効果

上述してきましたが、このお客様の課題感として

  • 高品質で製品が製造されているか(品質
  • 試作品と同様の品質で製品ができているか(品質
  • 効率的な製造方法の検討(効率
  • 取得したデータを解析して、他の製品に横展開できるのではないか(新しい発見

などが挙げられます。
このようにIoTに期待する効果は品質や効率、革新的な発見ができることだと考えています。

IoTを導入するための課題は非常に重要ですが、潜在的に課題があるという感覚をお持ちのお客様と共に考えることで、品質や効率、または新製品などのお役に立てることは弊社がIoTを開発する意義でもあります。今後もお客様の課題を共に考え、先を想像したご提案ができていければと思います。