orizuru

つながる.見える.わかる IoTソリュ-ション

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更新情報

工場(製造現場)向けIoTソリューション

自社のIoTシステムを利用した工場(製造業)向けソリューション「Orizuru」は、工場内の各種設備からデータを収集する「ゲートウェイ」、収集したデータ処理をする「データプラットフォーム」、リアルタイムにデータを見える化する「ダッシュボード」、3D CADデータをブラウザ上で表示する「3Dビュー」などの各システムを備えるトータルソリューションになります。

IoTソリューション「Orizuru」では、これらの各ソリューションの個別提供から、「ゲートウェイ」「データプラットフォーム」「ダッシュボード」をパッケージングした「Orizuru IoT」の提供をしております。また、3Dデータをクラウドで管理、表示、検索できる機能を備えた「Orizuru 3D」の提供もしております。

IoTソリューション全体像

IoTソリューション全体像

  • 設備のデータ収集
  • 設備の制御
  • 他のシステムへのデータ連携
  • サーバとのデータ送受信
  • リアルタイム通信
  • リアルタイム検知・通知
  • データの統計処理と機械学習
  • データ保存先選択
  • 各種データのグラフ化
  • 設備ごとの見える化
  • 設備のコントロール
  • ユーザ管理
  • 3Dデータの各種表示
  • 3Dデータの360°ビュー
  • 大容量データの表示

IoTソリューション「Orizuru」の特長

様々な設備のデータ収集
工作機械で使用するCNCやPLC、産業用ロボット、温度や振動などのセンサーなどのデバイスから各種データを収集することが可能です。様々なデバイスからデータを集約して収集できることで、管理メリットが生まれます。
データの他システムへの連携
昨今様々なwebサービスがありますが、それらの各種webサービスへのデータ連携が可能です。例えば、見える化のwebサービスやBIツールなどへのデータ連携、それ以外にも社内システムへ連携することができます。
データの一元管理
Gateway(ゲートウェイ)から送られてくる様々なデータを一元管理します。様々なソリューションやサービスを使うことによるデータ管理コストを抑えられ、御社の貴重なデータ資産を管理します。
AI、機械学習によるデータ活用
解析したデータを活用し、不良品の検知や製品需要予測、設備異常の検知、製品の故障予測などに繋げることができます。お客様の課題にあわせて必要なデータを取得することから始めていきます。
自動化、予兆保全の実現
AI・機械学習により予測や異常検知できたことをキーとして、次のアクション、すなわち自動化や予兆保全を実現することが可能です。データ活用としてコスト削減や品質改善などを実現します。
各種データのグラフ化
データを目的に応じて表示を変えることが可能です。時系列データーであれば折れ線グラフ、累積データであれば円グラフや棒グラフなどの形式で表示でき、データの取得間隔を狭めることで、リアルタイムデータでの表示も可能です。
巨大な3Dデータをwebで表示
数十GBに及ぶ巨大な3Dデータもスムーズにレンダリングして表示することができます。また、専用ソフトを必要とせず、様々な形式のデータをWebブラウザやスマートフォンで確認することが可能です。
3Dデータの検索
管理しているデータから類似する3Dデータを検索できます。データ形式を問わず、異なる3Dデータを横断して検索可能です。3Dデータ作成前に類似データを確認することで、設計の二度手間を防ぐことができます。
点群データを扱える
CADデータだけでなく、点群データも管理できます。従来は別々に管理していたデータを結合することで、複数のソフトウェアを立ち上げてデータを検索しなければならないといった手間がなくなります。

Orizuru IoT

工場IoT

Orizuru IoTは設備を制御しているCNCやPLC、ロボット、各種センサーとゲートウェイが通信することでリアルタイムにデータを取得、蓄積していくことが可能です。 Orizuru IoTは、マルチデバイス対応ができる国内唯一のソフトウェアです。多くのお客様が実現したいと考えられている、工場、ライン、設備単体の稼働監視や故障原因の特定も、Orizuru IoTでデータを取得することで可能になります。ゼロベースからIoTシステムの開発をすると大規模投資が必要になります。Orizuru IoTならば短時間で設備との通信を確立させることが可能です。 Orizuru IoTによって工場のスマート化を実現させてください。

「Orizuru IoT」の詳細はこちら

Orizuru 3D

3Dデータのweb表示

Orizuru 3DはCAD・点群などの3Dデータを統合管理するソフトウェアです。これまで扱えなかった数十GBに及ぶ容量の巨大な3DデータをWebブラウザで表示できます。それぞれのデータ形式ごとの専用のソフトウェアを使う必要はありません。また、類似する他の3Dデータを、データ形式を問わず横断的に検索できます。クラウドサービスとして提供しているだけでなく、セキュリティや通信速度などのご要望に応じてオンプレミス環境で社内ツールとしてもご利用いただけます。​

「Orizuru 3D」の詳細はこちら

IoTソリューション紹介動画

IoTのお悩み解決

 お客様からIoTに関する様々なお悩みをご相談いただいております。IoTの導入に関することやデータの取得方法、取得したデータの活用方法や見える化など多岐にわたります。このようなお悩みごとに対して弊社としてもなんとか解決したく、日々ご提案をしています。こちらでは、その内容の一部をご紹介します。

パートナー・会員

三菱電機のe-F@ctoryパートナー

e-F@ctory Allianceとは、弊社FA機器との接続親和性の良いソフトウェア・機器を提供するパートナーとそれらを活用しシステムを構築するシステムインテグレーションパートナーとの強力な連携により、お客様に最適なソリューションを提供するためのFAパートナープログラムです。

  • e-F@ctory Allianceの詳細は、こちら をご覧ください。

e-F@ctory Alliance

Aras社の公認パートナー

Aras Innovator®は米国Aras社が開発・提供している、ライセンスフリーのエンタープライズPLM(Production Lifecycle Management)ソリューションです。製品の企画・設計から生産・保守までの製品ライフサイクル全体の管理が行えます。

  • Aras Innovatorの詳細は、Aras PLMソフトウェア をご覧ください。
  • Aras®およびAras Innovator®は、Aras Corporationの登録商標または商標です。

Aras AUTHORIZED Partner 2017

BECKHOFF社の開発パートナー

2018年よりベッコフオートメーション株式会社 の開発パートナーとして、弊社はソフトウエアの開発をサポートさせていただいております。BECKHOFF社製品とソフトウエアとのコミュニケーションを円滑にできる技術支援などを行わせていただいてます。

BECKHOFF

ORiN協議会の会員

ORiN (Open Resource interface for the Network)とは,メーカ・機種の違いを超え、統一的なアクセス手段と表現方法を提供する通信インターフェースです。ロボット、PLC、NC工作機械などの制御装置の情報にアクセスするための標準仕様であり、ORiN2SDKとして実用化されています。

ORiN協議会

AWSパートナーネットワーク(APN)

弊社はAPNコンサルティングパートナーとして、AWS上での顧客のワークロードとアプリケーションの設計、開発、構築、移行、および管理を支援することが可能です。AWSのシステムインテグレーションやアプリケーション開発などご相談いただけます。

AWSパートナーネットワーク(APN)

「【寿司懇親会付き】Webアプリエンジニアに贈る AWS入門体験」パネルディスカッション開催いたします。

「【寿司懇親会付き】Webアプリエンジニアに贈る AWS入門体験」パネルディスカッション開催いたします。
みなさん、こんにちは。アートディレクターのhayatoです。
前回7月に開催したイベント「【寿司懇親会付き】みんなのC# 〜Various Tips〜#2」はお陰様で盛況に終えることができました。今月は少し形式を変えてパネルディスカッションを開催いたします!!

今回は業務システムやWebサービス、アプリケーション開発などで多くのエンジニアが利用しているAWS(Amazon Web Services)をテーマにその知見や経験談などをパネルディスカッション形式で発表します。AWSに興味がある方はぜひナレッジなどの知識を吸収いただき、弊社メンバーと飲食を交えながら交流を行なっていただければと思います。業務でのヒントやアイデアなどにつながれば嬉しいです。

【寿司懇親会付き】Webアプリエンジニアに贈る AWS入門体験

さて、今回は「AWS」をテーマに普段あまりAWSを使わないのに急に使う必要がでてきた方やAWSの学習をちょうど始めようと思ってる方、AWSは使いたいんだけど。。。などと思っている方を対象にパネルディスカッションを行います。参加者からの質問なども交えながらインタラクティブに進行できればと思います。ぜひ、お酒をのみながらエンジニアのトークを聞いて、懇親会ではお寿司を食しながら弊社エンジニアと交流していただければと思います。

パネルディスカッション概要

日時 2019年9月27日(金) 19:00〜21:00
場所 ㈱コアコンセプト・テクノロジー カフェスペース
※新宿駅ミライナタワー出口より徒歩2分
※案内図:https://orizuru.io/company/access/
内容 Webアプリエンジニアに贈る AWS入門体験
参加方法 下記リンク先ページの「このイベントに申し込む」ボタンからお申込みください
「【寿司懇親会付き】Webアプリエンジニアに贈る AWS入門体験」申し込みページ
モデレーター・パネラー詳細 こちらのページからご確認ください。
その他 お寿司と軽食を交えてのパネルディスカッション、交流会となります。お気軽にご参加ください。

Tech関連の技術交流をしたい方、AWSを利用している方、これからAWSを活用していきたいと思っているエンジニアの方など、ぜひ弊社のエンジニアと交流しましょう。

みなさまのご参加をお待ちしております ^^
hayato

第2回名古屋ネプコンジャパンに岡谷機電様ブースにて共同出展

第2回名古屋ネプコンジャパンに岡谷機電様ブースにて共同出展
みなさんこんにちは、アートディレクターのhayatoです。
9/18(水)より「ポートメッセなごやに」て開催中の「第2回名古屋ネプコンジャパン エレクトロニクス開発・実装展」に岡谷機電株式会社様のブース内で共同出展しています。

半導体組み立て装置や電子部品・材料、LED半導体レーザーなどを展示する「第2回名古屋ネプコンジャパン エレクトロニクス開発・実装展」と、IoTやAI、FA機器・装置などを展示する「第2回名古屋スマート工場 EXPO」、産業用ロボットやロボットシステムを展示する「第2回名古屋ロボティクス ロボット開発・活用展」などが同時開催しております。

岡谷機電様のブースでは「AI画像検査」「3D計測」「ロボットビジョン」「IoTソリューション」を展示しておりますが、当社は「IoTソリューション」の1つとして「IoT/AIソリューション Orizuru」を展示させていただいてます。展示会の概要は以下の通りです。

展示会名 第2回名古屋ネプコンジャパン エレクトロニクス開発・実装展
開催期間 2019年9月18日(水)〜2019年9月20日(金) 10時〜18時(20日は17時まで)
開催場所 ポートメッセなごや
最寄駅:あおなみ線 金城ふ頭駅(名古屋駅より24分)
展示場所 第3展示会 ブースNo.2-56

工場内のすべての機械をつなげる「マルチデバイスIoT」

第2回名古屋ネプコンジャパンに岡谷機電様ブースにて共同出展
Orizuruでは、工場内にあるあらゆるデータを集約できます。

第2回名古屋ネプコンジャパンに岡谷機電様ブースにて共同出展
第2回名古屋ネプコンジャパンに岡谷機電様ブースにて共同出展
第2回名古屋ネプコンジャパンに岡谷機電様ブースにて共同出展
また、工作機械のCNCやPLC、センサー、ロボットなど、様々な「デバイス」からデータをIPCに集約いたします。

第2回名古屋ネプコンジャパンに岡谷機電様ブースにて共同出展
様々な「デバイス」から取得したデータはダッシュボードで見える化し、データ活用につなげることが可能です。

第2回名古屋ネプコンジャパンに岡谷機電様ブースにて共同出展
第2回名古屋ネプコンジャパンに岡谷機電様ブースにて共同出展
データ活用の事例として、AIを活用した予兆保全や異常検知、要因解析などの実績もございます。

まだあと2日あります!

第2回名古屋ネプコンジャパンに岡谷機電様ブースにて共同出展
今回は、岡谷機電様と共同で出展させていただいております。
名古屋にお越しの際は、ぜひ岡谷機電様のブースにお立ち寄りくださいませ。
詳しくご紹介させていただきます。

それでは、次回もお楽しみに ^^
hayato

GANのminmax戦略

はじめに

 GAN(Generative Adversarial Network)による画像生成の進歩には目覚ましいものがある。今回は、GANを訓練する際に使われるminmax戦略を簡潔に説明する。

GANとは

 GANは、生成器(Generator)と識別器(Discriminator)を競い合わせて学習を行うネットワークである(下図参照)。

Generatorで人工画像を作成し、Discriminatorで本物か否かを識別する(①)。結果のフィードバックを受けてGeneratorが改良され、再び人工画像が作られる(②)。この繰り返しにより、より本物に近い画像が作られていくことになる。これが、GANの仕組みである。次節で、この手順を数式を用いて説明する。

GANのminmax戦略

 GANの損失関数は次式で与えられる。

(1)    \begin{equation*} V_D(G,D)= \int dx P(x)\log{\left(1+{\rm e}^{-D(x)}}\right)} +\int dx Q_G(x)\log{\left(1+{\rm e}^{D(x)}}\right)} \end{equation*}

ここで、xは画像、P(x)は本物の画像が従う確率分布、Q_G(x)は人工画像が従う確率分布、D(x)は識別関数を表す。D(x)は本物の画像を入力したとき大きな値を出力し、人工画像を入力したとき小さな値を出力する関数である。Q_G(x)は、生成器Gに依存することに注意する。
 式(1)の右辺第1項が小さくなるのはD(x)が大きい時、すなわち、本物の画像を正しく本物であると識別できた場合である。一方、式(1)の右辺第2項が小さくなるのは、人工画像を本物でないと識別できた時である。つまり、式(1)を最小化することで最適な識別器D(x)が求まることになる。次に

(2)    \begin{eqnarray*} V_G(G,D) &=& -V_D(G,D) \\ &=& -\int dx P(x)\log{\left(1+{\rm e}^{-D(x)}}\right)} -\int dx Q_G(x)\log{\left(1+{\rm e}^{D(x)}}\right)} \end{eqnarray*}

を考える。式(2)の右辺第1項が小さくなるのは、本物の画像を人工画像であると識別した場合である。第2項が小さくなるのは、人工画像を本物であると識別した場合である。つまり、式(2)を最小化することで最適な生成器Gを決めることができる。以上の議論をまとめると、最適なG^*D^*は次式から決定されることになる。

(3)    \begin{equation*} V_D(G^*,D^*)=\min_D \max_G V_D(G,D) \end{equation*}

これがGANの損失関数の最適化に使われるminmax戦略である(下図参照)。

minmaxの数理

 式(3)から最適な生成器G^*を求めることができる。G^*の導出とは、確率分布Q_G(x)を決めることに他ならない。Q_G(x)は人工画像が従う確率分布であるから、この分布が本物の画像が従う分布P(x)に一致するのが理想である。本節では、式(3)からをP(x)=Q_G(x)が導出されることを見る。

 まず最初に、V_D(G,D)D(x)で汎関数微分する。

(4)    \begin{eqnarray*} \delta V_D &=& V_D(G,D+\delta D)-V_D(G,D) \nonumber \\ &=& \int dx P(x) \left[ \log{\left(1+{\rm e}^{-\left(D(x)+\delta D(x)\right)}}\right)} -\log{\left(1+{\rm e}^{-D(x)}}\right)} \right]\nonumber\\ &+& \int dx Q_G(x) \left[ \log{\left(1+{\rm e}^{D(x)+\delta D(x)}}\right)} -\log{\left(1+{\rm e}^{D(x)}}\right)} \right]\nonumber\\ &=& \int dx P(x)\delta D(x) \frac{ \partial \left( \log{ \left( 1+{\rm e}^{-D(x)} \right) } \right)  } {\partial D(x)} \nonumber\\ &+& \int dx Q_G(x)\delta D(x) \frac{ \partial \left( \log{ \left( 1+{\rm e}^{D(x)} \right) } \right)  } {\partial D(x)} \nonumber\\ &=& \int dx\delta D(x) \left[ \frac{-P(x){\rm e}^{-D(x)}}{1+{\rm e}^{-D(x)}} +\frac{Q_G(x){\rm e}^{D(x)}}{1+{\rm e}^{D(x)}} \right]  \end{eqnarray*}

D=D^*のとき、任意のxについて\delta V_D=0となるから

(5)    \begin{equation*} \frac{P(x){\rm e}^{-D^*(x)}}{1+{\rm e}^{-D^*(x)}} =\frac{Q_G(x){\rm e}^{D^*(x)}}{1+{\rm e}^{D^*(x)}} \end{equation*}

これを変形すると

(6)    \begin{equation*} \frac{Q_G(x)}{P(x)}={\rm e}^{-D^*(x)} \end{equation*}

を得る。これが、最適なD^*(x)の満たす式である。これを式(1)に代入すると

(7)    \begin{eqnarray*} V_D(G,D^*) &=& \int dx P(x)\log{\left(1+{\rm e}^{-D^*(x)}}\right)} +\int dx Q_G(x)\log{\left(1+{\rm e}^{D^*(x)}}\right)} \\ &=& \int dx P(x)\log{\left(1+\frac{Q_G(x)}{P(x)}\right)} +\int dx Q_G(x)\log{\left(1+\frac{P(x)}{Q_G(x)}\right)} \\ &=& -D_{KL}\left(P||\frac{P+Q_G}{2}\right) -D_{KL}\left(Q_G||\frac{P+Q_G}{2}\right) +2\log{2} \end{eqnarray*}

を得る。ここでD_{KL}(P||Q)は次式で定義されるKullback-Leibler divergenceである。

(8)    \begin{equation*} D_{KL}(P||Q)=\int P(x)\log{\frac{P(x)}{Q(x)}} \end{equation*}

D_{KL}(P||Q)は任意のxについてP(x)=Q_G(x)となるとき最小値0を取る。この事実を用いると、式(7)が最大となるのは

(9)    \begin{equation*} P(x)=\frac{P(x)+Q_G(x)}{2}=Q_G(x) \end{equation*}

のとき、すなわち

(10)    \begin{equation*} P(x)=Q_G(x) \end{equation*}

のときである。以上から、P(x)=Q_G(x)が導出された。

まとめ

 今回は、GANの損失関数をminmax戦略を用いて最適化すると、P(x)=Q_G(x)が導出されることを確認した。実際の学習では、理論通りには行かず、様々な不安定性が引き起こされることが分かっている。この不安定性を取り除く研究が精力的に行われ、現在の高画質な画像を実現したわけである。下図はBigGANと呼ばれる手法により生成された画像の一例である(参照論文)。


参照元:https://arxiv.org/pdf/1809.11096.pdf

参考文献

  • ディープラーニングと物理学:深層学習の理論的背景に詳しい良書である。
  • Supreme人気は人気企業ランキングの実態と一緒

    Supreme人気は人気企業ランキングの実態と一緒

    こんにちは!
    採用担当の池田です。

    夏の時期は新卒採用が落ち着いているので、空いた時間に人事採用関連セミナーにはそこそこ参加するようにしているんですが、寝ている人、多過ぎません?(笑)

    私がこのようなセミナーに参加する理由は大きく3つあって、

    1. セミナー内容自体に興味があるから
    2. セミナーの運営方法、プレゼンの仕方を参考にするため
    3. 気分転換

    があります。

    1はそのままですが、2については弊社の新卒採用の場合、説明会のクオリティーが全てを決めると言っても過言ではないので、話し方や振る舞い、会場全体の演出についてはそれなりに意識しているつもりです。

    ただやはり、外部の上手い人のセミナーを直接体験することが最も手っ取り早いので、色々参考にさせて頂いております。

    3については決してサボる意味ではなく、ずっと社内に籠もるよりも様々な人の考えに触れることで、何か新しい閃きがあることを期待しているという意味です。

    実際にブログネタはこのようなセミナーで感じたことが元になっているケースが多いですね。

    さて、そういったセミナーに参加する中で感じるのは、まぁ寝ている人が多いこと。エンジニアのセミナー(技術勉強会やLT会等)についてはそんなことは無いのかもしれませんが、人事採用関連のセミナーは寝ている人がめっちゃ多い印象です。

    特に人事関連はその印象が強く、私になりに分析するに、つまらない内容が多いから(笑)

    採用関連のセミナーは採用に直接関わっている当事者のセミナーであれば面白いのですが、人材会社(採用をサポートしている企業)が主催しているセミナーは机上の空論が多くつまらない。

    有効求人倍率とかめちゃくちゃどーでもいい。そんな倍率、中小やベンチャー企業には関係ありません。

    セミナーのクオリティ、参加者の質の両者が低いことこそ、日本のHRに携わる方のプレゼンスを下げているのだなと痛感している、今日この頃でした。

    さて、今回は面白い切り口で人気企業ランキングをぶった切ります。

    Supremeってご存知ですか?

    私の少ない趣味の一つにスニーカー集めがあります。
    いや、趣味と言えるほどではないですね。。。少し盛りました。

    どの程度好きかと言えば、

    • 家に10足程度のスニーカーあり(ほぼすべてNIKEです)
    • NIKEのエアヴェイパーマックスシリーズで「Off-White」とのコラボが出た際は、購入しようとしたが当然のごとく即完売で難しく、現在メルカリで70,000円という定価から大きく高騰した値段で買うか真剣に悩んでいる

    ぐらいでしょうか。

    そういえば弊社本社目の前には、かの有名なAtmosがあり、年に数回程度、朝に行列が出来ています。

    限定スニーカー購入のためですね。

    あまり行列に並ぶのが好きではないので私は並びませんが、行列があった夜は必ずメルカリで確認し、良い商品が無いかを物色しております。

    そのぐらいの趣味だと思って下さい。

    さて話が逸れてしまいましたが、スニーカー好きということは、スケーター系のファッションが好きな私ですが、その領域においてトップに君臨しているブランドをご存知でしょうか?

    そうです、Supremeです。

    原宿を歩けば、まず間違いなくSupremeのキャップを被っている人やTシャツ等を着ている方に必ず遭遇します。

    Supremeの代表作と言えば、
    ボックスロゴTシャツ
    ですが、これがやばいんです。

    定価は7,000円程度とごく普通の値段ですが、ぜひメルカリやヤフオクで見て下さい。

    ボックスロゴTシャツと言っても様々な種類があるのですが、ものによっては50万円を超す値段で売られています。

    おかしいですよね?(笑)

    そして当然のごとく偽物も数多く流通しており、韓国や台湾、ベトナム等では1,000円程度を売られているのですが、それがかなり人気。

    この前とか近所を歩いていたら明らかにSupreme好きでは無さそうな女の子が普通にボックスロゴTシャツを着ていたのですが、120%偽物ですからね(笑)

    パッと見ても明らかにロゴのサイズがおかしかったり、文字の字体の乱れがあったりしていたので、まぁここまで偽物感が出ていれば逆に潔いなと。

    ちなみに私の話になりますが、現在の異様なブーム以前の15年前からSupremeについては知っており、その当時に購入したSupremeのボックスロゴのパーカーを今でも持っております。

    決してミーハーじゃないよアピールなのでお付き合い下さい(笑)

    これは2つ上の兄がアメリカに留学していた際、アメリカではそれなりに知られたブランドになっていたSupremeのお店がニューヨークにあり、お土産として買ってきてくれたんです。

    記憶の限り、当時日本ではまだ一部のマニアしか知らないブランドだったので、特に嬉しさもなく着用していました。

    今となっては着用感が半端ないほどの状態ですが、ボックスロゴのパーカー(黒のLサイズという王道)もめちゃくちゃ人気なので、メルカリで売っても2万円で確実に購入されると思っています。
    ※新品なら最低20万で売れるようです

    それぐらい超プレミア価格が付くほど人気ブランドの地位を確立しており、新作発表時にはツイッターが盛り上がり、販売前日から渋谷の店舗には長蛇の列が出来るほど。

    今回の記事で初めてSupremeを知った方、ぜひボーナスを投下して、たった1枚のTシャツを購入してみてはいかがでしょうか?

    なぜSupremeは人気なのか

    人気の理由を論理的に分析するのは非常に難しいですが、私が知る限りは、
    この人しかいないという有名人を広告塔に使った宣伝
    がきっかけだと思っています。

    日本でのブームの火付け役になった有名人が、
    窪塚洋介さん。

    どうでしょう、万人受けする王道ではないけれど一部の若者には絶大なる支持を受けている方ではないでしょうか?

    窪塚洋介さんが認めるブランドは絶対にカッコいいと思わせる雰囲気がある方ですよね。そこから一部のファンに火がついて広がっていきました。

    現在は三代目J soul brothersの登坂広臣さんがその役割を担っている(Supremeから公式な依頼を受けているかは不明ですが、度々ツイッターやインスタ、テレビ等で着用しているシーンが見受けられます。)ようですが、個人的には少し反対かなと。。。

    ミーハー感が出てしまうと、どうしてもチープな印象になってしまうので、もう少し尖がった方が良かったなーっと思っています。

    これ以上言うと登坂さん信者からフルボッコにされるので、ここまでにしておきましょう(笑)

    Supreme創業の本場アメリカでは、それこそ世界的なブランドや有名人と数々コラボしていることで徐々にその地位を確立してきました。

    ただ現在の異様な人気は、少しバブル感がありますよね。だってどう考えても普通のTシャツに数十万の価格が付くのはおかしいですもん。

    HermèsやLouis Vuittonのようなハイブランドであれば別ですが、Supremeの定価は至って普通なので、単純に転売ヤーが価値を釣り上げて今の価格相場になっていると言っても過言ではありません。

    そういえば私が学生時代に一世を風靡したブランドがあり、それは
    A BATHING APE(以下、APE)

    私の友人では全身APEで揃えるほどのマニアもいて、かなり熱狂的でしたね。デザインも男女問わずウケそうな可愛い感じで、私もブームに乗ってTシャツを数枚買った記憶があります。

    ただ現在はどうなんでしょう。。。全然聞かなくなりましたよね。

    少し前に中国で人気が出たとのことで、爆買いの対象になっていたようですが、最近はどんな立ち位置なのでしょうか。

    少なくとも流行っている感じはないので、ファッションブランドの世界の競争は非常に厳しいものがあるなと痛感しています。

    ちなみにAPEに関してはデザインが確かに万人受けしそうな感じはするのですが、Supremeのデザインって微妙なものも結構ありますからね。。。

    一番思ったのが、Louis Vuittonとのコラボ商品。

    定番のボックスロゴTシャツやパーカーはもちろん、キャリーケースや宝箱のようなコラボ商品を出し話題になったのですが、私の感覚ではちょっとダサいなと思う商品がいくつかありました。

    その筆頭が財布。

    著作権の問題で画像は出せないのでぜひググって頂ければと思いますが、マジでダサい。。。

    小学生の財布みたいな印象を受けたのは私だけでしょうか。少なくとも初めてのデートで使っていたら、確実に相手の女性から
    ん?
    っと思われること間違いなしです。

    にも関わらず、転売サイトでは60万ほどの相場で数多く売られています。

    物の価値は人の好みなので否定するつもりは一切無いのですが、日本人の場合は本質的にSupremeブランドを欲しているより、
    周りが認めている凄いブランドだから欲している
    みたいな感覚の方が多いのではないでしょうか。

    そしてこの感覚こそ、人気企業ランキングと通ずるものがあると考えています。

    人気企業ランキングとSupreme人気は一緒

    人気企業ランキングについては皆さんご存知なので詳細は割愛しますが、毎年大手人材会社から発表されるランキングには、

    • 給料が高く勝ち組の代表格、5大商社
    • 安定第一、大手金融機関
    • 夢とロマンが詰まった、航空会社
    • 分かりやすく印象が良い、有名メーカー

    等が毎年連なっていますよね。

    ただこの手のランキングとSupreme人気はどこか似ていると感じています。それを下記にまとめましたので参照下さい。

    ①ガチ勢 ②流され勢 ③戦略勢
    割合 2割 6割 2割
    人気企業ランキングの場合 ・明確にやりたいことがあり、そのためにはその企業が総合的に判断して効率的であると考えている。
    ・昔から憧れており、絶対にその企業で働きたいという夢を持っている。
    ・親や世間の評価を気にして、とりあえず有名どころの企業を受ける。
    ・学歴ヒエラルキーを歩んできた人に多い。
    ・内定ハンターとして、いわゆる人気企業の内定を確保して自慢したい人。
    ・就活になると急に目立つようになる奴。
    ・結局人気企業に就職しても、早期に退職する傾向あり。
    Supremeの場合 ・Supremeの世界観、メッセージ性に深く共感している。
    ・転売やコレクションすることは一切考えておらず、着用してこそ価値があると考えている。
    ・イケてる人が持っているから俺も欲しいと思ってしまう。
    Supremeを着ていれば問題ないと考えている。
    ・ブームが終わればそのまま着なくなる。
    ・転売ヤーとして高く売って儲けることだけを考えている人。

    ここで伝えたいことは、人気の理由を紐解いていくと、多くの場合は本質的な価値が無い場合が多いということ。

    皆さんはSupremeブランドを持っていたいですか?
    窪塚洋介さんが宣伝し出した時期は、確かに一部のマニアが着ている状況(企業で言うベンチャー)だったので、カッコよかったかもしれません。
    ただ今は多くの人がその存在を知り、多くの人が持つようになりました。それってカッコいいでしょうか?

    それとも自分が本当に好き、体形に合っている、着心地が良いと感じるブランドを持っていたいですか?

    正直ファッションに関してはどちらでも良いんです。そもそもファッション自体のプライオリティーが低い人もいるので、無頓着な方もいることでしょう。

    でも自分が人生を賭けて携わる仕事をそのような観点で決めてしまうのはもったいないなと感じているので、進路の岐路に立っている方は、Supremeを取るのか、それとも自分の考えで判断して選択するのかを考えてみてはいかがでしょうか。

    どうしても人気企業に入りたい方へ

    こんな偉そうに伝えた私ですが、とは言え有名人気企業に入りたいと思う気持ちは良く分かります。
    人気企業ランキングは、
    ラーメンを食べたことが無い人によるラーメン店ランキング
    と皮肉られていますが、とは言え今の就活って客観的なデータや中で働く人の意見を得られる機会が多いので、ある意味で真っ当なランキングだとも言えると思うんですよね。

    • 年収
    • 残業時間
    • 企業イメージ
    • 仕事内容

    などなど、このようなデータを多くの方が総合的に判断し、各企業を選んだ結果のランキングなので、非常に正確なランキングとも言える。

    もちろん、仕事は人の価値観によって大きく見方が変わるので、このランキングを元に選ぶのは浅はかだとの意見も一理ありますが、じゃあ巷にあふれる高級ブランドはどうなのか。

    • 高級外車
    • 高給ブランドバッグ
    • 高級時計

    高級外車なんて普通の国産乗用車に比べて10倍以上の値段がするにも関わらず、機能面で10倍になっていることなんてあり得ないですよね。

    • スピードが普通乗用車に比べて10倍出る
    • 乗用人数が普通乗用車に比べて10倍ある
    • 燃費が乗用車に比べて10倍ある

    こんなことはあり得ません、というよりむしろ10倍の値段を支払って不便に感じることの方が多いくらい。

    にも関わらず、多くの人、それも世間的に成功を収めただろう人がこぞって購入するのは何かしらの意味があるからですよね。
    となると、
    皆が良いと思うから選ぶ、買う
    という心理は至極真っ当なのかなとも思っています。

    • 親を安心させることができる
    • 同窓会で自慢できる
    • 合コンで自慢できる

    等の理由が、本人にとって重要な意味を持つのであればそれも全然ありかなと考えています。

    そのため私自身はファーストキャリアを上記のような価値観で選ぶことには全く反対しません。
    ただ重要なのが2社目ですよね。

    1社経験するだけでもそれなりに自分に何が向いているのか、好きなのかの判断はしやすくなるはずです。
    私は1社目に金融を選びましたが、間違いなく金融は向いていないと思いました。そのため今後金融に勤めることは二度とあり得ません。

    しかし、2社目以降も”自分の苦手なことや不得意なことに気付いていながら”世間の価値観だ定められた良い企業を選んでしまうことはいかがなものかなと思っています。

    そのため弊社に来た新卒や中途の候補者にはそういう軸で判断するようアドバイスを勝手にしております。

    今回は趣味の話を前面に話過ぎてやや無理やりな感は否めません(笑)が、身近な選択から就職における選択を考えると、違った角度で考えられるかなと思い書かせて頂きました。

    You are firedと宣告されたい?評価制度の理想を追い求めた結果

    You are firedと宣告されたい?評価制度の理想を追い求めた結果

    こんにちは!
    採用担当の池田です。

    就活時の「髪の色」に関する記事を見かけたので、少し言及させて下さい。

    私の就活時代は、当然のごとく、

    • 黒髪短髪
    • 黒または限りなく黒に近い紺のスーツ

    と言われていました。

    私の時は誰もがその“常識”を疑うことなんて一切無かったのですが、最近は少しずつその常識が変わってきているようですね。

    そして茶髪で就活を望むのは駄目なのか?という問いがあったので、私なりの見解を述べさせて下さい。

    結論、
    自由=責任が伴う、ことを意識していれば何でもOK。でも相手の土俵に合わせるのがベター。
    です。

    大前提として、日本の法律や就活のルールとして、髪型や服装については決まっていません。そのため表向きは茶髪や短パンで臨んでもそれだけでNGとなることはないでしょう。

    ただ、面接がどういう場であるかは一度考えたほうが良いかもですね。

    例えば、弊社は就業規則で髪型や服装について定められておりません。そのため採用担当者である私が、

    • 金髪ピアスにカラコン
    • 顔にはマイクタイソンばりの入れ墨
    • 首元ジャラジャラアクセサリー

    の出で立ちでも、それによって会社から罰則を受けることは無いでしょう。

    ただ、こんな奴が会社説明会に立っていたら、どうでしょう???

    これで優秀な学生が、
    池田さんに惹かれて入社を決めました
    となる方が大勢いるのであれば、顔面入れ墨以外は明日からやります。

    顔面入れ墨は、さすがに家族から勘当され、同窓会でやばいやつになったと噂されて避けられるので今は止めておきましょう(笑)

    つまりそういうことです。

    就活は企業から判断される場でもあるので、それで候補者の評価が上がるのであればOKですし、ネガティブに働くのであれば無難にするのが一番です。

    IT業界であればその辺りの規定は緩い方だと思いますが、社員の方の服装等を見て判断すれば問題ないでしょう。

    ちなみに少し毒付きますが、大して成果を出していない人間が、
    就活の黒髪やスーツの規制はおかしい!そんなの変えるべきだ!
    というのはいかがなものかと思っています。

    社会には曖昧なルールが多く存在しており、確かにおかしいと思うこともたくさんありますが、おかしいと思うのであれば、ルールを作る側に回れば良いだけ。というよりそういう企業を受けなければ良いだけ。

    日本の就活はおかしなところだらけですが、もし本気でそれを正したいと思うのであれば、
    今の就活の流れを作っている企業で偉くなって、変革することをお勧めします。

    三菱商事や電通、メガバンクや三井不動産あたりが一斉に舵を取れば変わるんじゃないですかね。

    弊社の選考では髪型や服装についての規定は一切ないので、ぜひ気軽にお越し下さい。

    ちなみに現在執筆しているのは猛暑が続く夏ですが、こんな暑い時期にスーツにネクタイの方がよっぽど印象悪い気がしますけどね。。。(笑)

    というより!!!これ本音ベースの意見ですが、髪型や服装なんかよりも、自身が放つ“におい”を気にしたほうが100倍良いですよ。

    梅雨から夏の時期にかけては、本当に生乾きの臭いがひどい方が大勢いますので。。。

    さて今回は人事評価制度について触れたいと思います。

    評価制度ってそんなに重要!?

    評価制度に不満を覚えて転職を検討する方って非常に多いですよね。というよりほとんどな印象を受けており、要は年収や待遇への不満とイコールだからです。

    それ以外の理由でも大小様々あると思いますが、現職でしっかり評価されている、厚遇されている方はそう簡単に辞めない印象を私自身は持っています。

    サラリーマンにとっては切っても切り離せないほど重要なコトだと思いますが、私自身は評価制度について一切興味無いんです。

    会社にとって必要だとは思っていますが、そもそも興味がない。

    なぜなら評価って絶対に本人と他人では異なるから。

    と言うより、そもそも上司は部下の仕事を全て見ているわけではない、というより不可能ですし、一方部下にとっては些細なことや自分なりに考えて工夫したことをしっかり見てほしいと思うわけです。

    でも無理なんです。

    だから興味がない。

    ただ一つだけ分かりやすい評価制度を挙げるならば、
    社員のミッションを明確に、その成果に基づいて評価する
    でしょうか。

    でもね、これを本当にやったらほとんどの社員がネガティブな影響を受けると思うんですよ。

    例えば、戦略コンサルティング会社は評価制度がハッキリしていると言われていますよね。

    私は在籍したことが無いので書籍やセミナーレベルで聞いた話になりますが、
    昇進基準が非常に明確とのこと。

    何をすれば昇進できるのかがハッキリ社内に浸透しており、しかもその仕組みはかなりシステマチック。そこには日本企業にありがちな人望や上司の見識は一切入らないようになっているとのこと。

    そして待遇も明確ですよね。

    一般的戦略コンサルティング会社は、

    • アナリスト
    • アソシエイト
    • マネージャー
    • パートナー

    に役職が分かれていますが、役職が1つ上がるごとに年収は倍になるイメージでしょうか。

    • アナリスト:500万
    • アソシエイト:1000万
    • マネージャー:2000万
    • パートナー:4000万以上

    至ってシンプルで良いですよね。

    このように生産性だけを見られ、それをクリアすれば年収がどの程度上がるのが明確な評価制度が多くの会社で適用された場合、果たして評価制度に不満を感じていた方は果たして満足するのでしょうか。

    勝手な予想だと、今の日本の状況で適用すれば、別の不満が生じるのではないかなと思っています。

    まずは成果の横取り。これは現在においても世界中で起きていると思いますが、よりそれが顕著になることで不満が生じる。

    次に人間関係の不和。社員に対してハッキリと成果ラベルを貼っている状況なので、年齢関係なく成果だけで決まる役職によって、上手く物事が進まない事象が起きるでしょう。

    そして最後はローパフォーマーによる開き直り。解雇規制が厳しい状況を逆手に取って、いつまでも会社に居続ける方が増えます。一切仕事をしなくてもそれなりの給料を貰えるならラッキーぐらいに思う方がいるでしょうし。年々そのコミュニティが増えるので、それは会社にとって厄介な存在になるでしょう。

    このような懸念があるため、個人的に評価制度をガッチガチにすることが多くの人にとって得策ではないと思うんです。

    ちなみに戦略コンサルティング会社出身の人がスタートアップベンチャーに参画したり、それこそ起業するケースって多い印象ですが、軸が似ているからだと思うんですよね。

    とにかく成果を出さなければいけないし、成果を出せばダイレクトに評価に返ってくる。

    そういう姿勢で仕事に臨んでいる方はどの世界でも強い印象を受けています。

    ローパフォーマーへの対処方法

    上述した戦略コンサルティング会社のような評価制度を導入する上で、様々な懸念をお伝えしましたが、そこで鍵となるのが、
    ローパフォーマーへの対応
    でしょう。

    グローバル企業の対応方法は各社それぞれですが、例えば人事設計において先進的な施策を打ってきたゼネラル・エレクトリック社(GE)は、
    Sクラス(最高評価)は徹底的に厚遇、Cクラス(最低評価)は解雇の方向
    という手段を取っているようですね。

    またNetflixも同じようにローパフォーマーへは解雇の方向で動いています。

    一方Googleは多少優しい対応をしており、下位5%の評価を受けた人には成果を出させるためのサポートをし、一定の期間は様子を見るようです。

    このように各社それぞれの対応ですが、一つ言えることは対応の方法が会社として明確であること。

    日本の企業の場合は、この辺りを非常に曖昧にしますよね。

    ローパフォーマーのレッテルを貼られた人に対しては、徐々に接し方が冷たくなる。なぜ評価が低いかの理由も明確にせず、いつの間には孤立する。

    解雇しないだけ優しいという見方が出来るかもしれませんが、要は飼い殺しですからね。はっきり言っていじめに近いので、解雇する方がよっぽど親切なんじゃないかなと思っています。

    そのような現状において、私が考える最善の方法は、
    フィードバックを丁寧かつ真摯に実施すること
    だと考えています。

    ちなみにフィードバックは評価を伝えるわけではありません。

    あなたに期待していることは何で、現状どの程度ギャップがあるのか、またそのギャップを埋めるためにしなければいけないことは何か

    これを上司が主業務の1つとしてしっかり実施する必要があるでしょう。

    またそれに伴って上司の評価制度の項目に、
    部下の指導
    を明確に設けるべきで、仮に部下の評価が悪い場合はそれに伴って上司の評価も下げるようにする必要があると思います。

    なぜなら部下の評価と上司の評価を連動させないと、上司が適当になりますからね。
    そもそも部下の評価が悪い場合は上司(部署全体)の評価も悪いはずなので、至って合理的でしょう。

    またそれに伴って、ジョブディスクリプションはもう少し明確にするべきだと思いますね。

    海外の場合は採用時の労働契約において、ミッションが明確に定められることが多いですが、日本の場合は
    総合職
    という謎の職種によって曖昧になっていますよね。

    バスケで例えるなら、

    • ポイントガードもやるし、
    • シューターとしても機能するし、
    • センターとしてリバウンド王として君臨する

    みたいなことを1人で担う感じでしょうか。

    これでS評価貰う人がいたら、どんなスーパースターやねん!っと突っ込みたくなるぐらいですよね。

    • 一人一人のミッションが曖昧だからこそ、評価も曖昧になる。
    • 一人一人のミッションが曖昧だからこそ、オーナーシップを持たなくなる。
    • 一人一人のミッションが曖昧だからこそ、会社に不信を抱き退職する

    ちなみにこのような状況が顕在化しているからこそ、フリーランスの動きが加速しているのかなと考えています。

    少し話が逸れましたが、フィードバックをしっかりするためには、

    • そもそもその社員がどんなミッションを与えられて、
    • どの程度達成できていないのかを明確にし、
    • 達成するために必要なことを明確に示す引き出しが上司にあること

    が求められるので、中々ハードルが高いなーっと思っています。

    日本企業は海外を追うべきなのか

    • 解雇制度の緩和
    • 評価制度の透明化
    • ジョブディスクリプションの明確化

    これらを実施することは海外企業のやり方を追うことに繋がると思いますが、果たして日本企業にフィットするかと言われれば、正直分かりません。

    なぜかと言えば、仕事に対する考え方やウェイトが、日本と海外では異なると考えているからです。

    私は海外勤務経験は無いですし、外国籍の方が多い企業で働いたことは無いのですが、1社目ではお客様に外国籍の方を相手にすることは多かったので、その時の話をさせて下さい。

    私が特に感じた海外の方に対する考えは、
    家族が何よりも優先される
    ということ。

    人生の優先順位が非常に明確で、家族が絶対に一番。仕事はその次の次の次の次ぐらい(笑)

    夜の懇親会には行きたがらないし、トラブルが起きてすぐに対応しなければいけなくても、当初予定していた休みは絶対に譲らない。

    狭い範囲での経験なので一概には言えないのですが、The日系企業で働いていた私にとっては非常に新鮮な経験でした。

    ここで伝えたいこととして、日本人は仕事の優先順位が非常に高いが故に、仕事に対してセンシティブに捉えている傾向があるということ。

    解雇規制を緩和する動きがあると、おそらく多くの企業、団体、人から反対の声が挙がると思いますが、仕事に対してのウェイトがそこまで高くなければ、
    まぁ仮に解雇されても何とかなるっしょ
    と多少割り切れるのかなと。

    何が正しいのかは分かりませんが、全てが合理的であることが正しいわけではないのでこの先どうなっていくのやら。。。

    ちなみに以前からブログでもちょくちょく触れていますが、個人的には解雇規制の緩和は必須マターだと思っていて、これが実現されるだけで現在の多くの問題が解決されると思っています。

    新卒採用において、
    何が何でも新卒切符では三菱商事に入社出来ないと人生終わる
    みたいに思う必要が無くなりますからね。雇う側も雇われる側も雇用というものに関するハードルが下がるからこそ、そこまでセンシティブに考えなくて済みます。

    まぁ解雇規制が緩和される頃には、新卒採用と言う括り自体が無くなっている可能性大ですが。。。

    どうしても日本の労働市場は海外に比べて遅れているという印象をもたれがちなので、いつの日か、日本の働き方や制度こそ、世界の最先端だ!と言われるような日が来ることを祈って、日々HRについて勉強しなければいけないなと思う、今日この頃でした。